DDTプロレス5月1日横浜武道館大会で行われたDDT UNIVERSAL王座戦は、王者MAOが朱崇花の挑戦を退け2度目の防衛に成功した。
DDT UNIVERSAL王座は海外戦略の一環として世界中から広く挑戦者を求めるタイトルとして創設。初防衛の相手はAEWの中澤マイケル、そして2度目の防衛戦の相手は海外でVENYの名で活躍する朱崇花。
記者会見の際、ルールをハードコアマッチに変更するよう迫った朱崇花。その提案を拒否しプロレスルールでの戦いを選択したMAO。試合前のインタビューでMAOは「DDT UNIVERSAL王座は、タイトルマッチごとに戦うルールを変えていくのはDDT EXTREME王座と棲み分けしたい」と話した。
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過去にタッグも組んでいた2人は共に宮城県出身で2015年8月デビュー。跳び技が得意な両者は華麗なロープさばきを見せる。
一瞬の閃きを形に変えていくMAOと朱崇花。MAOはThe 37KAMIINAの小嶋斗偉にサインを送ると、ひよこ人形入りのプラケースがリング内に持ち込まれる。そのプラケースに朱崇花はMAOを持ち上げ頭から落とす。
自らプラケースを持ち出したにも関わらず逆ギレ状態で朱崇花の顔面を蹴るMAOだが、その行動に朱崇花の表情がこわばる。朱崇花は張り手と蹴りを繰り出しエグい角度のジャーマンスープレックスがMAOを襲うがカウント2。素早くトップロープに登り朱崇花はムーンサルトプレスを放つがMAOは剣山で迎撃。
MAOは竜巻旋風脚から大阪臨海アッパー(ランニング式掌底アッパー)で朱崇花を追い詰め、みちのくドライバーII。朱崇花は辛うじてカウント2で返すもキャノンボール450°で万事休す。第6代DDT UNIVERSAL王者MAOが2度目の防衛に成功。
セミファイナルの試合後、MAOと朱崇花はKO-Dタッグ王座を防衛したクリス・ブルックスと高梨将弘(CDK)の前に現れ、次の挑戦者に名乗りを上げた。
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高梨は「おまえの持つ(DDT UNIVERSALの)ベルトに挑戦させてくれるならタッグタイトルかけてやるよ」と逆提案。これに難色を示したMAOだが、朱崇花が了承し5.22後楽園でクリス・ブルックス&高梨将弘vs MAO&朱崇花のKO-D無差別級王座戦、6.1後楽園で王者MAO vs高梨将弘のDDT UNIVERSAL王座戦が決まった。
<インフォメーション>
5.22後楽園大会で王者クリス・ブルックス&高梨将弘vs MAO&朱崇花のKO-D無差別級王座戦。6.1後楽園大会で王者MAO vs高梨将弘のDDT UNIVERSAL王座戦決定!詳しくは DDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで配信されます。
取材・文/大楽 聡詞
編集/塩田 博史
写真提供/DDTプロレスリング