――課題があるということは成長できるチャンスですよね。
MAO:そうですね。好き勝手に戦っていた時とは訳が違う。責任を持って戦っていかないといけない。ある意味「新生The 37KAMIINA」です。
団体としてコロナ禍はピンチでありチャンスでもある。プロレスファンがコロナ前より色々な団体を配信サービスで観ているんですよ。レッスルユニバースのプログラムもどんどん増えている。
その中でお客さんにDDTを選んでもらうためには、「明るいチーム」が必要だと思うんです。
レスラーとしてこだわりが強くなると視界が狭くなってきてスケールの小さい戦いになってしまいがち。でも僕はこだわりも強いけど捨てるところは捨てて、「The 37KAMIINAは楽しくやろう!」と思っています。もっと間口を広げていこうと…
【DDTプロレス 上野勇希】お互いぶつけ合えるのを彼(竹下幸之介)は待っていてくれたと思います
――ということは他のメンバーが加入する可能性もあるんですか?
MAO:それはないです。竹下さんが戻ってきた時、「俺がいなくなってダメになったな…」と思われたくない。今のメンバーのまま進化したThe 37KAMIINAを見せたいですね。
――最後に5.1横浜武道館大会の朱崇花戦に向けてメッセージをお願いします。
MAO:初防衛でAEWのスーパースターに勝ち、そして次の朱崇花にも勝つ。DDTでメインストーリーがKO-D無差別級王座だとしたら、僕がDDT UNIVERSAL王者として面白いサブストーリーを紡いでいきたいと思っています。
<おわり>
<インフォメーション>
5.1横浜武道館「MEGA MAX BUMP 2022 in YOKOHAMA」にて挑戦者・朱崇花選手を迎えるDDT UNIVERSAL王者・MAO選手。その他メインイベントでは第78代王者・遠藤哲哉選手にThe 37KAMIINAの上野勇希選手が挑戦します。詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください
また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで生配信されます
取材・文/大楽 聡詞
編集/塩田 博史
写真提供/DDTプロレスリング