――7kgで感じ方がかなり違うのですね。以前より増量したとはいえD王GRAND PRIX 2021Ⅱ、同じAブロックに火野裕士選手・ボディガー選手・吉村直巳選手と重量級の選手が揃いました。
遠藤:それ以外、秋山さんと上野勇希でした。DDTは体格的にジュニアの選手が多く、その中で目立てるように増量したんですが、同じブロック内で上野以外全員僕よりデカかった(笑)。
――増量して重量級の選手と戦い、どう感じましたか?
遠藤:パワーが付いたのを実感しました。初戦で火野さんを持ち上げて自信が付きました。ただ上野との戦いではパワーが仇となって負けましたね。余裕を持ちすぎて足元を救われました(苦笑)。
パワーは付いたけど、自分が得意とする動きとのバランスを考えた時、「もう少し体重を減らした方がファイトスタイルに合っている」と感じ、減量しました。
――D王GRAND PRIX 2021Ⅱで同じユニットの秋山選手との戦いは?
遠藤:序盤攻められていましたが、後半は自分のシミュレーション通りに試合を進めることができました。ただシューティングスター・プレスを決めたところを首固めに丸め込まれて敗れました。やられましたね(苦笑)。
――秋山選手、引き出しが多いですよね。
遠藤:本当にそう、どの引き出しを開けてくるのか分からない。
――わざと遠藤選手のシューティングスター・プレスを受け、返し技の首固めに丸め込んだようにも感じました。
遠藤:そうですね、僕に「試合は最後まで分からないぞ」ということを伝えるために日頃使わない技を使ったかもしれないです。
――そして12.26代々木で新生BURNINGが始動。新コスチューム・新入場曲でしたね。
遠藤:コスチュームは海外のデザイナーに僕のイメージを伝えて発注しました。入場曲は鈴木修さんに作って頂きました。小橋建太さんの「GRAND SWORD」や橋本真也さんの「爆勝宣言」などを作られた方。僕の試合を何試合も観てもらい作曲していただきました。メチャクチャ気に入っています。