――そして2.13が引退試合ですね。相手がTollGlänzの吉野コータロー選手。

タンク:僕の一つ下の直接の後輩。吉野は努力型、本当に良い選手になりました。

バトンを渡すわけではないけど、最後に「タンク永井」というレスラーを受け止めて何かを感じてもらいたいと思います。

――吉野選手の胸に「タンク永井」を刻むわけですね。ところでこれまでのプロレス人生を振り返り、印象に残っていることはありますか?

タンク:やっぱり2014年2月後楽園ホール、佐々木健介さんの引退試合に出場したことですね。

戦ったことや組んだことはありませんでしたが、憧れていた健介さんの大会に出場できたことは感慨深いですね。

あと12.26 TKPガーデンシティ千葉の「引退ロード」で木高イサミさんと組み真霜拳號・十嶋くにおさんと戦った試合。

実は2018年の後楽園ホールで同じカードがあり自分は負けました。でも負けたけど気持ち良くできた試合だった。それで引退ロードの2戦目として組んでもらいました。

その日、イサミさんは別会場でBASARAの試合があったのに自分のために時間を割いて出場してくれました。試合後、SNSで「どっかでシングルしないといかんな」と呟いてくれて嬉しかったです。

――2AWは千葉密着のプロレス団体として活動しています。千葉出身のタンクさんとしては千葉のさまざまな場所でプロレスができたことは思い出深いのではないかと。

タンク:千葉城を始め、本当にいろいろな場所で試合をさせて頂きましたね。

自分は「地元千葉をプロレスで元気を届ける」ことをやりたかった。ただ自分が中心となって稲毛駅や鴨川、鋸南町で企画していたプロレスイベントがありましたがコロナで中止になったことが悔やまれますね。実現できなかったことが心残りではあります。

――引退したらプロレス業界から離れるのでしょうか?

タンク:2AWにスタッフとして残ることはないです。仕事を見つけながら当分は家のことが中心になりますね。

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