ーーはい。

新宿鮫:すると大矢剛功さんとのシングルマッチが後楽園ホール大会で組まれたんですよ。(1999年7月30日後楽園大会で2人の一騎打ちが実現。

当時団体コミッショナーだった冬木弘道から、髪の毛の薄さを指摘されカツラをつけて試合をすることを強要され、渋々カツラをつけて入場した大矢だったが、試合前に冬木の眼前で「俺は男の中の男だ!」と叫んでカツラを取るとなんとスキンヘッド姿を披露し、冬木が絶句し、会場は「大矢」コールが大爆発。試合は男固め⦅変型クロスフェース⦆で大矢が勝利)

ーーありましたね。演歌歌手の谷本知美さんが大矢さんのマネージャーとして初登場した試合ですね。

新宿鮫:この試合が終わってからFMWから「うちに入らないか」という話がきたんですよ。金村キンタローが冬木さんに俺を薦めてくれて、冬木さんもキャラが気に入ったのかゴーサインを出してくれて、会社から入団要請があって、FMWに入ったんです。

ーーFMWは元々デスマッチ団体だったんですが、新宿鮫さんが上がる頃になるとエンタメ路線を邁進していました。実際に闘ってみてエンターテインメントプロレスについてどのような感想を抱きましたか?

新宿鮫:あれは嫌いじゃないですよ。批判とか色々言われるけど、お客さんも楽しんでいるなと感じてましたよ。こういうのも面白いなと。多分、冬木さんはああいうのが好きなんですよね。

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