――以前、彰人選手がDDTを選んだ理由は「控室の雰囲気が良かったから」と話してくれました。試合後の選手を全選手が拍手で迎える団体はDDT以外ないと思います。
高梨:僕もそのDDTならではの雰囲気が好きでレスラーを続けている気がします。
【DDTプロレス 彰人】レスラーと副社長、2つの肩書き(前編)
KO-D6人タッグ王者としてリングに上がる彰人には、もう1つの肩書きがある。それはCyberFight取締役副社長。裏方としても会社を支える彼の怒涛の1週間が始まる。3.9後…
――ところで高梨選手は2020年3月に怪我をして長期欠場。2021年1月に復帰戦を予定していましたがコロナ禍で延期になり、7月チョコプロで復帰。10月に新宿FACEで自主興行を行い、そのメインでバラモン兄弟と戦いましたね。
高梨:彼らは闘龍門の9期生で同期です。それだけにすごく思い入れのある相手。クリス・ブルックスにCDKとして日本で戦いたい相手を聞いたらバラモン兄弟の名前が上がった。
僕も彼らと戦いたかった。それでクリスの一つの夢であるバラモン兄弟との戦いが実現しました。
そしてもう一つの夢としてCDK vs酒呑童子(KUDO、坂口征夫)。それはリング上で夢として残しておこうと。言えば叶うかもしれないですから。
――「言霊」と言いますから言葉にすることは大切ですよね。ところで12.26代々木で佐々木大輔選手が持つDDT UNIVERSAL王座に挑戦します。タイトルを賭けて戦うのは、いつ以来でしょうか?
高梨:タイトルマッチは2018年11月以来ですね。DDTドラマティック総選挙で個人部門1位になり佐々木の持つKO-D無差別級王座に挑戦しました。
DDTの節目の時で自分がタイトルを獲得しDDTの舵を取ろうとしたけど佐々木に跳ね返られて、自分の思う形に持っていけなかった。