――ミラノさんはFMWに入ったんですけど、デビューはしていないんですよね。
マンモス:そうですね。確か僕がデビューしてから半年後くらいにFMWに入ったと思うんですが、辞めているんですよね。
――マンモス選手の同期といえば、山崎直彦さんです。1997年10月にFMWでデビューされて、プロレスセンスもあって期待されていて、後にUFOキャラになるんですよね。しかし、2001年に引退されます。同期である山崎さんについて語っていただいてよろしいですか?
マンモス:山ちゃんは元々新日本プロレスにいたんですよ。ヒザに水が溜まるという怪我で、当時コーチだった馳浩さんに目をつけられて「お前、ダメだよ」と追いやられてたと言ってて「それ、本当かな」と思っていたんですよ。後年、元・新日本プロレスの高岩竜一さんに山ちゃんについて聞いたんですよ。
すると「山崎は知っているよ。だってあいつがFMWでデビューした頃に試合を観に行ったよ。でもあいつ可哀そうで、ヒザに水が溜まったという理由で新日本クビになったんだよ」って言ってましたね。だから山ちゃんが言っていたことは本当だったんです。そんな理由で辞めさせるんだなって…。
――ちなみにプロレスラーとして山崎さんはどんな選手でしたか?
マンモス:地味でオーソドックスだったんですけど、レスラーを続けれいればいい選手になったと思います。
――山崎さんは自分のレスラー像を作る前に辞めたという印象がありますね…。次の話題に入りますが、マンモス選手は1997年にFMWに入門され、プロレスラーとなり崩壊までの5年間、この団体で過ごされてきました。FMWでの一番の思い出はなんですか?
マンモス:ちょっと偉そうなこと言うかもしれませんが、僕はデビューして4年くらいでエースのハヤブサさんと張り合えるほどの地位になれたり、同じ土俵に立てたのが一番の思い出なんです。