――ハヤブサさんは事故で絶体絶命になっても必死にリハビリに励んで、プロレスラーとして生き続けてきました。「一生寝たきり」と言われた状態からスクワット150回できたり、杖歩行で約200メートルを歩くほど回復させました。1991年にデビューしたハヤブサさんは2001年に頸椎損傷の大怪我を負って、そこから15年リハビリ生活を送って亡くなりました。レスラーとしてリングに上がっている期間よりもリハビリしている期間も方が長いんですよ。
マンモス:そうですよね。本当にしんどかったと思います。精神力が凄いですよ。ハヤブサさんのライブとかも行かせてもらったりとか、LINEとかでやり取りしても、いつも昔話になるんですよ。「あれは楽しかったよね」とか。ハヤブサさんにとってFMWでプロレスラーとして闘っていた日々は宝物だったんでしょうね…。
ハヤブサさんとのエピソードを語るマンモスの目には光るものが見受けられた。あのリング上での事故で負った心の傷はまだ癒えているわけではない。彼はその傷をずっと背負って生きているのだろう。今回の所在でマンモスはハヤブサさんのTシャツを着用して挑んでいた。例えこの世にいなくても、ハヤブサさんの魂は不死鳥のごとく生き続けている。もちろんそれはマンモスの心の中にも…。
<第3回終了>
<インフォメーション>
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取材・文/ジャスト日本
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【ジャスト日本】 プロレスやエンタメを中心にさまざまなジャンルの記事を執筆。2019年からなんば紅鶴にて「プロレストーキング・ブルース」を開催するほか、ブログやnoteなどで情報発信を続ける。著書に『俺達が愛するプロレスラー劇場Vol.1』『俺達が愛するプロレスラー劇場Vol.2』『インディペンデント・ブルース』