――そして6月さいたまスーパーアリーナで「CyberFight Festival 2021」が行われ秋山準選手のKO-D無差別級王座に挑戦しました。
HARASHIMA:それまで秋山選手とタッグで戦ったことはありますがシングル対決は初めて。さいたまスーパーアリーナという最高の舞台、秋山選手は全日本プロレスというメジャー団体出身。僕は「どインディー根性」が人一倍強い。
【6.6 CyberFight FESTIVAL 2021】DDT vs NOAH対抗戦
DDTが小さな団体だった頃から、新日本プロレス・全日本プロレス・NOAHというメジャー団体と比べられてきた。比べられるというか比べることすら許されない存在だった頃から僕はDDTにいます。でも自分たちのやっていることに自信を持っていて、それを「さいたまスーパーアリーナという大舞台で観せられる」という気持ちがすごく大きかったですね。
やっと対等の立場で戦える場所に来た。だから意地を見せたいし、今まで自分たちのやってきたことを証明したいと思いました。
――僕は2014年頃からDDTを見始めました。その頃からメジャー団体より劣るところは一切ないと思って観戦しています。
HARASHIMA:ありがとうございます。そうやって見てくれる人がいるのはありがたいけどプロレス専門誌を開けば表紙からカラーページはメジャー団体。僕らが頑張って後楽園ホールや大きな会場で試合をしても白黒ページ。同じリングで戦っているのに世間まで届かないし伝わらないもどかしさを感じていました。そういう思いを溜めてきました。
でも時代が変わりDDTが団体として大きくなった。CyberFight FESではDDTを昔から観ているファンの方にも届けたかった。僕は勝手にインディー、そして昔から観てくれているファンの気持ちを背負って試合をしました。