――ALL OUTが解散した時、彰人さんに「若手通信世代でユニットを結成ですか?」と質問したら「高尾蒼馬選手が来るんだったら、次は若手通信世代でユニットを結成したい」と仰っていました。その後、高尾選手に話を聞いたら「俺が若手通信世代に合流することはない」と断言されました(苦笑)。若手通信世代で組んだら面白いと思うのですが。

翔太:自分たちはThe 37KAMIINAやどのユニットとも世代が違うから面白いかも知れないけど、もうちょっと間隔が空いてからの方が面白いのかな、と思いますね。僕たちがもう少しおじさんになってからの方が面白い気がします。

――ところで2021年1月上野勇希選手とのDDT UNIVERSAL戦を振り返って頂けますか?

翔太:あの試合は僕の引き出しを全て開けきった感覚でいます。勝っても負けても自分のキャリアを変える試合だと思っていたので出し惜しみは一切しないようにしました。2020年に入りコロナ禍になった。最初の緊急事態宣言で皆さんの気持ちが落ちたと思います。

そこから試合が再開した時、自分の中で良い意味のポジティブさが出て「やってやる!」という気持ちになりました。練習でもガンプロの試合とかでもいろいろと試していたものを、あの時全部使い切った感じがします。

――ところで最近、翔太さんのSNS見て海外に向けての発信が増えた気がします。

翔太:最近呟き始めましたね。海外のファンからも「待っているよ」と思った以上に反応がありました(笑)。僕がガンプロにいることを良い意味で利用してやろうと思っているのが動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」と「DDTというブランド」なんです。

正直、他のインディー団体で試合をしたら日本での知名度は上がるかもしれないしフリーランスとして稼げることがあるかもしれない。

でも海外の人間が僕をチェックしてくれるのは、やっぱりWRESTLE UNIVERSEがあるからです。

それにDDTは動画撮影OKなので、それがTwitterで拡散されるのも大きい。今の自分の環境を最大限に利用しない手はないと考えています。

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