DDTプロレスリングの上野勇希選手は、6月7日に行われる「WRESTLE PETER PAN 2020【DAY2】」で、吉村直巳とのKO-Dタッグタイトルマッチに出場。4度目の防衛に挑む。挑戦者は、国内だけでなく海外でも活躍する、#ストロングハーツのT-Hawkとエル・リンダマン。急遽、1週間前に決定した4度目の防衛戦を前に、今の心境を聞いた。
―当初、4月にMAO選手、マイク・ベイリー選手組とのタイトルマッチが決まっていましたが、大会自体が中止になり、タイトルマッチも消滅。急遽、決まった試合で、相手は外敵、#ストロングハーツの手強い2人ですね?
上野:DDTにもすぐに溶け込んだ、「悪そうなのに自由度が高い人たち」ですね。 現在、「KO-D無差別級王者」の田中将斗さんは「アウェイで闘い抜く外敵」という印象ですが、#ストロングハーツは「どこでも自由に闘っている戦士」という感じです。
#ストロングハーツの魅力は、どんな相手でも自分たちのスタイルに引き込んだ上で勝つ。僕たちは6人タッグマッチで2回闘って、2回とも負けました。
―上野選手が憧れているのは、どんなスタイルのレスラーですか。上野選手は、ルックスも立ち姿もカッコいいので、竹下選手のように正統派もいいし、遠藤選手のようにヒール的な要素を持っても面白いだろうし、いろいろ可能性がある選手だと思って応援しています。
上野:ありがとうございます。スタイルですか…。(少し考えて)強いだけではなく、「楽しさ」を届けられるレスラーに憧れますね。
デビュー当時に「やりたいことって、なんだろう?」「見せたいものは、なんだろう?」と悩んだ時期がありました。
タケ(竹下幸之介)みたいに「強さを全面に押し出す選手」なのか、それとも遠藤選手みたいに「どんな悪いことをしても、自分のしたいことを突き詰めていく」のか。平田選手だと「ダンスを通して面白いものを伝えていく」とか…。みんなスタイルを確立しているんですよ。