――現在、そのタイトルマッチに向けて竹下選手との前哨戦が始まっています。感触はいかがですか?
クリス:まるで一から彼を知り直すようなプロセスです。対戦成績は3勝1敗で僕に分があるけど、今の竹下は僕が3勝した頃の竹下ではない。あれ以来、彼は秋山選手に2度負けて、3度目の正直でKO-D無差別級のタイトルを獲得した。その過程の中で彼がいろいろと成長しました。
例えば彼が今フィニッシュとして使っている関節技「Plus Ultra」は、新技なので彼からも受けたことがないし他の誰からも受けたことがない。そういった面も含め技だけでなく彼の試合のリズムや組み立てがすべて変化しているので、過去の戦績があまり当てにならない。また一から新しいレスラーを研究し直すような過程を味わっています。
――9.26後楽園での戦いが楽しみになってきました!最後にKO-D無差別級タイトルマッチを心待ちにしているファンの方にメッセージをお願いします。
クリス:一般的にプロレスの戦いは争いや憎しみのような分かりやすいテーマがあるとファンの皆さんに伝わると思うけど、この試合はそうではない。僕たちは友人でありお互いがお互いの成長を後押しする存在。だからこそ2人の良いところを見せたいし負けたくないと言う気持ちがすごく強い。
ある意味、僕にとって2年間DDTでやってきたことを見せる集大成の試合です。そしてその相手が成長に協力してくれた竹下。彼も似たような気持ちでこの試合に臨んでくるだろう。本当に負けたくない試合としてすごく楽しみにしているメインイベントです。もしかしたら2年前の竹下とのKO-D無差別級戦以来、ここまで試合に向けてワクワクする気持ちになっているのは初めてかもしれない。ファンの人たちには、それが伝わるといいし、それだけの試合をお見せできると思うので9.26後楽園大会を是非楽しみにお待ち下さい。
<終わり>
<インフォメーション>
9.26東京・後楽園ホール「Who’s Gonna TOP? 2021」が行われます。KO-D無差別級王者 竹下幸之介に挑戦するクリス・ブルックス。これまでDDT UNIVERSAL、DDT EXTREME王座の獲得はあるがKO-D無差別級王座の戴冠歴はない。クリス・ブルックス、DDT頂点のベルト初戴冠なるか。
チケット等、詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで生配信されます。