――ところでクリス選手は、どのようなレスラーに影響を受けましたか?
クリス:もともと僕はクラシカルなサブミッションをベースとしたブリティッシュスタイル、イギリスのクラシカルなレスリングスタイルに興味を持っていました。そうなると1つのモデルとしてザック・セイバーJr.がいる。
しかし「誰かのスタイルに寄せると二番煎じ、B級品の偽物みたいな感じになってしまう。それは良くない」と気づきました。
だから特定のレスラーというより、いろんな人の良いところを取り入れつつ「誰かのモノマネにはならないようにしよう」と心がけています。
――ところでファイトクラブ・プロに参加したのは、いつ頃ですか?
クリス:ちょうどデビューした頃から好みのスタイルがWWF(現在のWWE)より日本のプロレスやインディー、アメリカのインディー団体にシフトしました。同じ頃、僕はロンドン近郊に引っ越して地元のプロレスからちょっと離れていました。
プロレスの好みが変わった頃にファイトクラブ・プロの存在をTwitterやFacebookで目にしました。彼らが招聘していたレスラーがドイツのインディー団体や元大日本プロレスの石川晋也選手。
「これはちょっと一味違う面白いことをやっているぞ」と感じて、また地元に戻りファイトクラブ・プロのトレーニングプログラムに参加しました。
それまでやっていた「ローカルインディースタイル」を1度全部捨てて、また一から学び直すという意味でリスタート。1年間トレーニングしてファイトクラブ・プロでデビューしました。
<インフォメーション>
9.26東京・後楽園ホール「Who’s Gonna TOP? 2021」が行われます。KO-D無差別級王者 竹下幸之介に挑戦するクリス・ブルックス。これまでDDT UNIVERSAL、DDT EXTREME王座の獲得はあるがKO-D無差別級王座の戴冠歴はない。クリス・ブルックス、DDT頂点のベルト初戴冠なるか。
チケット等、詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで生配信されます。