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プロレス団体DDTプロレスリングが、選手による「オンラインパーソナルトレーニング」を開講させた。ビデオWeb会議アプリケーション「ZOOM」を使い、スマホやタブレットがあればマンツーマンでトレーニングを受講することができる。自粛期間中、自宅テレワークで無駄な贅肉と、溜め込んだストレスをスッキリさせたい記者が体験。指導してくれたのは、7日のKO-Dタッグ選手権試合で4度目の防衛戦に挑む上野勇希選手だ。
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上野:まずは体をほぐしていきましょう。日常生活で、肩こりのせいで、首回りが辛い人が多いんです。まずは、肩をほぐすことで、背中や腰が機能的に動くということを感じていただきます。最初に肩を動かしていきますが、通常の肩まわしで動かしても、肩甲骨は動いてないんですね。
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上野:指先から、どこまでが腕だと思いますか?
――腕の付け根ですか?
上野:「動く」という意味では、ほぼ正解です。例えば物を引っ張る動作の時、「鎖骨」を意識して動かすことで、肩甲骨もしっかり動きます。ですので、鎖骨に注意して、肩回しをしていきます。
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上野:まずは、鎖骨を意識するために両手を置き、次に両肘をつけます。
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上野:その時、背中は丸めます。窮屈なんですけど、その体勢のまま、両腕を上げていきます。途中両肘は自然と離れます。
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上野:そのまま腕が上がったら横に開きます。この時、腕が前に行かないように気をつけて、胸を張った状態で下ろします。
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上野:そして、肘を後ろから前に移動させ、最初の状態に戻します。それを、ゆっくり繰り返していきます。 この時に、肩甲骨が伸ばされます。腕が前の時に肘が付くように意識しましょう。
「 肩甲骨をしっかり動かす」という動作は、腕立てや他の運動でも大切になってくきます。身体をほぐす意味で、最初に行いましょう。