この競技には小松沙季選手が出場。
Vリーグ「ブレス浜松」で活躍。2020年パラスポーツの測定会に参加し2021年3月本格的なトレーニングを開始。パラカヌー海外派遣選手選考会にて2位入賞。
今年5月ハンガリーで行われたパラカヌーワールドカップにて女子ヴァーシングル(VL2)決勝にて5位、東京パラリンピックカヌー内定選手。
初めてのパラリンピックが雨の中でのレースで身体が思うように動かなかった小松選手。準決勝で持ち前のガッツを発揮するのを期待しています。
また彼女の挑戦の軌跡は下記のYouTubeでご確認下さい。
小松沙季 パラリンピック : パラカヌーへの挑戦 #1
小松沙季 東京パラリンピック:パラカヌーへの挑戦 #2
男子カヤックシングルKL2
2日目のレースで大注目なのが、この種目。出場13選手中、上位7選手が1秒以内にいる。
予選トップタイム スコット・マートルー(ニュージーランド)が43.588。予選7位のマルクスメンディ・スウォボダ(オーストリア)が44.561。
ちなみに予選1レースは1位がスコット・マートルー、5位がマルクスメンディ・スウォボダ。9/2のレースで1番実況席が興奮していました!
是非、準決勝から観戦してほしい種目。もちろん他のレースも同じ気持ちです。
日本代表の辰己 博実選手も予選1レース出場6位。まだまだメダルの可能性が残されています。
男子カヤックシングルKL3
予選第1レースはリオで金メダルのセルヒー・エメリアノフ(ウクライナ)が圧巻の走り。自身が持つパラリンピックベストタイム39.810に及ばなかったものの、セルヒー・エメリアノフが40.776のタイムで予選1組目1位通過。
このセルヒー・エメリアノフよりタイムが良かったのが予選2組目出場のレオニド・クリロフ(ロシアパラリンピック委員会)、40.318。ただ他の選手も41,42秒台に6選手。この辺りの選手のタイムを準決勝で確認しつつレース観戦をお楽しみ下さい。
暑い中でのレースを想定し練習を重ねてきた選手たち。急な気温の変化に対応できた選手が初日良いタイムを出しました。2日目以降、この天候に合わせることが出来るかが勝負のカギとなりそうです。
東京2020パラリンピック NHK カヌー競技
文/大楽 聡詞