日本人6選手が出場するカヌースプリント。9/2初日 海の森水上競技場は朝から冷たい雨が降る。8時時点での気温が20℃、最高気温21℃ 向かい風でのレース。そのせいか朝からコース上で練習する選手の姿が少ない。その状況で2競技9種目の予選が行われた。
9月3日は4種目の準決勝・決勝が行われます。
カヌースプリント競技は各種目2レースが行われ1位選手のみが決勝進出。残りの選手が準決勝に進みます。準決勝と決勝は同日に行われるため、予選1位の選手は決勝戦のみ、残りの選手は準決勝を争い決勝戦と1レース多く走らなければいけません。
また準決勝から決勝レースまで2時間を置かずに行われるので体力を温存するため予選を1位通過した選手は、かなり有利となります。
それでは9/3に行われる準決勝・決勝レースの楽しみ方!
男子カヤックシングルKL1
注目の選手は予選1組目 ペテルパル・キシュ(ハンガリー)、2019.2021世界選手権金メダリスト。今回、48.058というパラリンピックベストタイムをマーク。2位の選手を6秒以上突き放しました。
40秒台を出した選手がもう1人。予選2組目出場 ルイスカルロス・カルドゾダシウバ(ブラジル)。タイム49.840、前回リオでは同種目4位。VL1ではワールドチャンピオンに輝いています。
またリオ5位入賞のレミ・ブーレ(フランス)や2018年 世界選手権4位タマシュ・ユハース(ハンガリー)が準決勝を経て、どこまでタイムを伸ばすのか期待したいですね。
なお日本代表の高木 裕太選手が準決勝1組目に出場。
女子ヴァーシングルVL2
今大会よりパラリンピック正式種目となった競技。
唯一50秒台を出したのはエマ・ウィッグス(英国)。前回リオ大会女子カヤックシングルKL2の金メダリスト。タイムは58.084。
続いてリオ大会 カヤックシングルKL2の銅メダルを獲得したスーザン・サイペル(豪州)が1:02.840。この2人は決勝に進出します。
準決勝から戦うマリア・ニキフォロワ(ロシアパラリンピック委員会)2017世界選手権2位、2018・2019世界選手権3位。予選タイム1:04.250。
リオでKL1金メダル獲得、予選タイム1:03.854のジネット・チッピントン(英国)がどのように決勝レースに絡んでくるのか。