【DDTプロレス・遠藤哲哉】いざリベンジの舞台へ。昨年末の雪辱を果たせるか?王者・田中将斗に挑戦

――確かに、遠藤選手がいうように、自粛前より上半身がガッチリしていますね。

遠藤:そうなんですよ。欠場中の減量は、樋口にとって通過点でしかなかったんだと思いました。あまり言いたくはないですけど、樋口を見なおしたというか、いろいろと考えているんだな、と思いました。 

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――この5月2日の試合は、遠藤選手が樋口選手に「力で挑んだ」印象を受けました。 

遠藤:欠場明けの体を絞った樋口にだったら、パワーで勝てると思い挑んだんですけど、モノの見事に返り討ちにあいました(笑) 

――ということは樋口選手が、自分の持ち味であるパワーを主体にしたスタイルに戻しつつあるということですか?

遠藤:自覚はあるでしょうね。欠場前の体に納得していなかったと思います。欠場中に体を一回絞って、今がある。今の体も完成形ではないと思いますが、進化の途中だと見ています。

――その樋口選手の試合では、シューティングスタープレスをかわされて後頭部にラリアットを受けましたね。かなりの衝撃でしたが、大丈夫でしたか?

遠藤:映像を見るまでシューティングスタープレスをかわされた後、なにを受けたか分からなかったんですよ。後ろからの攻撃が見えなかったので「なんかやられたな」としか思いませんでした。

その前にラリアットで打ち勝ったことが、樋口のフラストレーションを溜めてしまったんでしょうね(笑) 

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――その結果、後頭部へのラリアットに繋がったんですね。その樋口選手の同門イラプションの坂口選手が、翌週5月9日に田中選手に挑戦しました。この試合はご覧になりましたか?

遠藤:映像で観ました。映像でも2人の戦いは伝わってきましたが、会場で観るのとでは、また違うと感じましたね。会場で観た方が2人の殺伐とした空気感が、よりリアルに伝わると思います。

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 ――そして、5月16日の DDT TV SHOW#3で、DAMNATION vs ALL OUT!が激突し、サソリ固めを切り返し「いつどこ挑戦権」を、またしても彰人選手から奪取しましたね。

遠藤:彰人選手の弱点は、僕の中では全て分かっているので取ってやりました(笑)。2,3年前のトーナメントでも、4の字固めを切り返して丸め込みで勝っているんですよ。 

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