―前哨戦タッグマッチの後は、いよいよシングル戦ですね。
赤井:以前、新木場で行われた「DDT LIVE ! マジ卍」や、さいたまスーパーアリーナの路上プロレスで絡んで、先日タッグマッチ…いよいよシングルマッチで戦えるのは、素直に嬉しいですね。以前から、華があってキレイな選手だと思っていたので意識していました。
―安納選手は気の強さが全面に出ているレスラーで、赤井選手は感情を抑えてクールに戦うレスラーというイメージです。その2人がリング上で顔を合わせた時、どうなるのか、僕は楽しみです。
赤井:私は殴られるとスイッチが入るタイプなんです。ボクシングの練習をしていても顔に1発パンチをもらうと「オラッー」と覚醒するんですけど、もらわないと変われないというか。(笑)
女性レスラーなので、気が強いと思いますが、彼女の場合、もぐった気の強さというか。サオリちゃんは滋賀出身、私は京都出身。隣の県で同じ関西。負けるわけにはいかないですね!(笑)
―関西対決ですね(笑)ところで安納戦への対策はありますか。
赤井:私が遠藤哲哉選手のように運動神経が良かったら、ジャーマンを受けた時、自ら空中で回転して着地することができると思うんですけど、イメージすることは出来ても体が反応してくれないんですよね。(笑)
でも、前哨戦で彼女と向かい合って、全てではないけど知ることが出来たので、次は同じ手を食わないように気をつけます。どこまでも食らいついていきますよ。
―最後に、現在、緊急事態宣言を受けて自粛傾向にある中、ファンの方々にメッセージをお願いします。
赤井: 先日、無観客で試合をして、状況が状況なので仕方がないことですけど、心のどこかでお客さんの声援を求めている自分がいました。
プロレスラーにとって、やはりお客さんの存在が大切であることを実感しています。 少しずつ、このような形でリングに立たせてもらっているので、画面越しでプロレスをお客さんに届けたいという想いがあります。
私がお客さんだった時、レスラーに自分を重ねて応援していたので、立ち上がる姿を見てもらいたいですね。 自粛期間が終わったら、直接会場で伝えることができますが、今は画面越しで伝えていきたいと思います。
「DDT TV SHOW」は、この番組ならではの面白さもあるので、ぜひ楽しんでください。近い将来、会場で元気な姿で会いましょう。
<おわり>
取材・文/大楽聡詞
写真提供/DDTプロレスリング