【DDTプロレス MAO】あの日の約束通りデカイ男になって葛西純の前に立ちたい(後編)

――素朴な疑問ですが試合で使った「積み木」って痛いですよね?

MAO:もちろん、そして彼が得意なレゴブロックはメチャクチャ痛いです。四角いブロックは角が4箇所あります。それが身体に程よくめり込むので(苦笑)。

――ハードコアで使う道具が身近なものほど痛みが伝わるので、レゴブロックは十分すぎるほど伝わりました。

MAO:蛍光灯は割る機会が少ないですが、プラケースは日常使う機会があるので分かりやすいし、角がデカくて本当に痛いです(苦笑)。

――あと派手に壊れますよね。

MAO:バッキバキに壊れますね(笑)。

――現在はThe 37KAMIINAに所属していますが、4人以上のユニットは初めてですか?

MAO:キチンとした形で大きいユニットに入ったのは「The 37KAMIINA」が初めてです。多分、この「仲良い感じのノリ」が苦手なお客さんが一定数いるのは分かります。

――そうですか(笑)。

MAO:敢えて書いて欲しいです(笑)。若い4人がキャッキャと楽しくしているノリに嫌悪感を抱くお客さんがいるのは理解しているけど、僕は絶対に必要だと思っています。せっかくこんなに若くて明るい4人が集まったのだから、僕たちは徹底的に「陽」の部分でなくてはいけないと思っています。

――DAMNATIONはクールなユニットですが、「陽」な印象は受けませんね。

MAO:だから「陽」部分を担うThe 37KAMIINAは絶対に必要なんです。明るい4人、何より私生活も仲良しで一緒に遊ぶし、その姿がリング上に出ます。

――MAOさんは、その場その場の閃きを大切にし、「次にこの技来るな」という予想を裏切ってくれるレスラーですね。

MAO:それこそ広田さくらさんが伸び悩んだ時、長与千種さんに言われた言葉「お客さんを驚かすことだけを考えろ」。その言葉を自分なりに解釈した結果です。

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