――中学時代からプロレスをしていたので世界中のプロレスを学んでいると思いますが、影響を受けたレスラーはいますか?

MAO:旧姓・広田レジーナさくらさんで、特にGAEA JAPAN時代を見ています。中学生プロレスをしていた頃から「広田さん面白いな〜」と。以前、何人かいる食事会でご一緒したけど好きな想いを伝えられませんでした(苦笑)。

――しっかり書いておきます!ところで世界を代表するハイフライヤーであるマイク・ベイリーとのタッグ「Moonlight Express」について組んだ経緯から教えていただけますか?

MAO:当初ベイリーは竹下さんと組んでいました。DDT的に「MAOと組ませよう」とは考えてなかったと思いますが、ある日4WAYタッグの一枠として僕らが選ばれました。

初めて組んだ日にベイリーと肩を組んで場外にムーンサルトを飛んだり、自分として「しっくり来た試合」が出来ました。会社も同じことを感じたらしく、2017年8月の両国大会もベイリーと組んで出場しました。

ただこの時は「Moonlight Express」の名前はなく、DDTドラマティック総選挙2018にノミネートするのに急遽つけましたね(笑)。

DNAが解散する時、みんなで「普通のプロレスラーに戻ります」とマイクを置き、ベイリーが迎えに来てくれたのが2018年7月。この頃から本当の意味でタッグチーム「Moonlight Express」がスタートしました。

――この頃、MAOさんの仲間はベイリーだけですか?

MAO:はい。ベイリーは日本に1ヶ月来て1ヶ月戻る、を繰り返していました。KO-Dタッグのタイトル戦が決まると、ベイリー不在で前哨戦を1人で戦うことが多かった。結果的に8ヶ月間ベルトを保持、ベイリーとのタッグはコロナ前まで続きました。

2019年10月から約2ヶ月間イギリスにプロレス留学し「凱旋帰国、Moonlight Expressが華々しくKO-Dタッグ挑戦!」と青写真を描いていたら国際運送のFedExがベイリーの入国許可書を失くして来日できず、考えていたプランがおじゃんになりました(苦笑)。

ただイギリスを回り経験を積んだし、「そろそろKO-D無差別級に挑戦したい」と気持ちを切り替えました。それで2020年2月後楽園で当時KO-D無差別級王者の田中将斗選手に初めて挑戦しました。
<後編に続く>

<インフォメーション>
DDTプロレスのチケット等、詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで生配信されます。

DDTプロレスリング Twitter
MAO Twitter

取材・文/二木 公人
編集/大楽 聡詞
写真提供/DDTプロレスリング

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