――デビュー2戦目は若手中心のプロジェクトDNAで、現在同じユニットThe 37KAMIINAの勝俣瞬馬選手と対戦しました。すでにMAOさんのファイトスタイルが完成されていた気がします。
MAO:デビュー当時は何がなんだか分からないまま試合をしていましたね(苦笑)。今は洗練されすぎてしまった気がしています。悪い意味ではなく「昔の自分は気持ちが悪いなぁ」と思っていますね。
僕は「気持ち悪さ」という違和感を大切にしていきたい、その方がお客さんの印象に残ります。
――DNAでの活動で思い出に残っていることはありますか?
MAO:いろいろありすぎますね(苦笑)。DNAは大きく3章に分かれます。最初は他団体からも選手に参戦してもらい若手同士の戦いが多かった時期、第2章は佐々木敦規さんに興行の演出をしてもらってショーアップされた時期、第3章が2017年8月から2018年8月のDNAが休止するまでになります。
第1章の途中で「NωA」というアイドルユニットが始まりました。これはDNAではなくDDTのリングのみの活動で大石真翔さんと勝俣さんがいて、僕があとから加わりました。最初は流されるままにやっていましたね(笑)。
ただベテランの大石さんとユニットを組めたことは今に生きていますね。NωAは3人組のユニットなので6人タッグで戦うことが多く、現在の6人タッグのノウハウはこの時期に学んだものです。
――ディック東郷さんがメンバーだったこともあるんですよね。
MAO:1日だけNωAメンバーに加入した時もありましたし、シングルで対戦もありました。NωAはアイドルユニットで2017年12月まで活動、レスラーとして大切なことを経験させて頂きました。
第2章DNAではアイドルではない自分を出していこうと思いました。当時DNAは月1興行、NωAメンバーとしてDDTのリングで身につけたスキルを確認する場でしたね。
第3章は自分のファイトスタイルの確立、現在のベースが完成した時期です。