8/6海の森会場競技場で行われる競技は、女子カナディアンペア(C-2)500m・男子カナディアンシングル(C-1)1000m・女子カヤックフォア(K-4)500m・男子カヤックフォア(K-4)500mの予選と準々決勝が行われます。ここでは各競技の観戦ポイントを説明!
「女子カナディアンペア(C-2)500m」
今回の東京2020から正式種目になった女子のカナディアン。日本は久保田愛夏(くぼた まなか)選手と桐明輝子(きりあけ てるこ)選手が出場。ともにカナディアンシングル200mの日本代表。是非とも最終日の準決勝・決勝に進出して欲しい!
日本ペア以外に注目は「カナダ」。ローレンス・ビンサンラポワントはカナディアンシングル200mで銀メダルを獲得、ケーティ・バンサンも決勝A進出。総合力は1番高いかもしれません。
ウクライナはカナディアンシングル200m 銅メダリストのリュドミラ・ルザンとシングル200m出場のアナスタシア・チェトベリコワペア。
ロシアオリンピック委員会ペアのイリーナ・アンドレーワとオレシア・ロマセンコのペア。オレシア・ロマセンコがカナディアンシングル200mで決勝Aの7位、イリーナ・アンドレーワが決勝Bの7位。これらのチームを念頭にレース観戦すると面白いと思います。
「男子カナディアンシングル(C-1)1000m」
日本代表は沖縄出身、當銘孝仁(とうめ たかのり)選手。2020日本選手権カナディアンペア1位。
當銘選手の出身地 沖縄県糸満市には伝統的な手漕ぎ船「爬竜船(はりゅうせん)」による競漕を行う伝統行事「糸満ハーレー」があり、学校対抗戦なども行われる糸満の一大イベント。このハーレー舟に乗る漕ぎ手(ハーレーシンカ)に憧れ中学生から本格的にハーレーを始めたそうです。その後、高校生になりアルバイト先の先輩に誘われカヌー競技に興味をもち沖縄水産高校カヌー部に入部、地元沖縄で開催されたインターハイ カナディアンシングル500mで優勝。大学時には2012・2013インカレでカナディアンシングル1000m連覇。2014年世界選手権出場…と錚々たる実績を持つ日本代表選手。是非応援しましょう!
ところで男子カナディアンシングルの王者といえばドイツの絶対的エース「セバスティアン・ブレンデル」。この競技ロンドン・リオの金メダリスト。そして東京2020カナディアンペア1000mではリオの金メダルに続き、銅メダル。3大会連続のシングル金メダルに狙いを定めている。
そのセバスティアンに一矢報いたいのがブラジルの「イザキアス・ケイロスドスサントス」。カナディアンペア1000mで決勝4位。2016リオではカナディアンシングル200mで銅メダル、カナディアンシングル1000mで銀メダル、カナディアンペア1000mで銀メダル。前回大会で金以外3個メダルを獲得しているだけに、今回は1番輝くメダルが欲しいはず。
そして「どうしてもセバスティアンより先にゴールしたい」と思っているに違いない!
カナディアンペアで金メダル、キューバのフェルナンドダヤン・ホルヘエンリケス(JORGE F)やカナディアンペア 銀メダリスト中華人民共和国の劉 浩(LIU H)と鄭 鵬飛(ZHENG P)も要チェック。