8/5海の森会場競技場で行われる競技は、男子カヤックシングル(K-1)200m準決勝・女子カナディアンシングル(C-1)200m準決勝・女子カヤックシングル(K-1)500m準決勝・男子カヤックペア(K-2)1000m準決勝と、それぞれの競技の決勝。ここでは各競技の観戦ポイントを説明します。
「男子カヤックシングル(K-1)200m」
準決勝1組に日本の松下桃太郎 選手が2012ロンドン以来 9年ぶりオリンピックに出場。2010年アジア大会 カヤックシングル・カヤックペア200mと2014年アジア大会 カヤックペア200mの金メダリスト!準々決勝から勝ち上がってきました。日本のエース、ここは4位以内に入り、決勝レースに進んで欲しい。
同じく準決勝1組6レーンはマキシム・ボーモン(フランス)、この競技2016リオで銀メダルを獲得。そして隣の7レーンはリオで金メダルのリアム・ヒース(英国)。
男子カヤックシングルは、初めに予選が行われ上位2選手が「準決勝」、3位以下の選手は「準々決勝」に臨みます。この予選でリオ金メダルのリアムが3位…
実は東京2020が始まる前、オリンピックのベストタイムはリアムが2016リオで出した「35.197秒」。しかしリアムが出場した予選2組、1位コロシュ・チズマディア(ハンガリー)34.442秒、2位カルロス・アレバロ(スペイン)34.452秒と35秒台を切る好タイム。リアムは34.582秒と自身の持つ記録を上回ったにも関わらず「準々決勝」…リアム的にこれは計算違いかと。だがリアムのすごいところは8/4の準々決勝で「33.985秒」と33秒台。リオのオリンピック記録を1秒以上縮めてきたのです!
リアムがさらにタイムを伸ばすのか、それとも前回銀メダルのマキシムは雪辱を果たすのか!準決勝から目が離せない対決が実現!
残念なのは予選1組で34.698秒のオリンピックベストタイムを出したペッター・メニング(スウェーデン)。7分後に始まった予選2組目のレースで、さらにオリンピックベストタイムが…「7分天下」でしたね。そのペッターは準決勝1組目4レーンに登場します。