――ところでGLEATの中には「LIDET UWF」と「G PROWRESTLING」の2ブランドが存在しますが、田村さんは両方の代表になるのでしょうか?
鈴木:エグゼクティブディレクターなので両方の統括という立場で「田村潔司」がいます。選手の心と体の部分を育成するのは田村さんの考えが全てです。ただG PROWRESTLINGはCIMA選手、LIDET UWFは田中稔選手を筆頭に動いています。
――7.1 TDCホール旗揚げ戦は前半4試合が通常のプロレスルールである「G PROWRESTLING」、後半4試合がUWFルールの「LIDET UWF」が行われ、渡辺壮馬選手だけ両方の試合に出場しましたね。
鈴木:松井大二郎と飯塚優は「G PROWRESTLING」「LIDET UWF」「総合格闘技」に出場します。カズ・ハヤシ、田中稔、伊藤貴則、渡辺壮馬は「G PROWRESTLING」「LIDET UWF」。CIMA、T-Hawk、エル・リンダマン、鬼塚一聖、河上隆一、宮城倫子は「G PROWRESTLING」のみです。
今後、G PROWRESTLINGのみの選手がLIDET UWFに出場したり総合に挑戦したりするかもしれませんが、選手の主体性に任せています。
#STRONGHEARTSのリンダマンはUWFの戦いに向いている選手でしょう。ただ#STRONGHEARTSというブランドがプロレス界に及ぼす効果は大きいので、今はよそ見せずに「G PROWRESTLING」のブランドを構築して頂きたいと思います。
――団体として今後の展開を教えていただけますか?
鈴木:G PROWRESTLINGは1ヶ月に2〜3回、LIDET UWFが3〜4ヶ月に1回の興行を予定しています。この両ブランドをミックスして行う大会「GLEAT」を年に1,2回と考えています。
WWEに「SMACK DOWN」「RAW」と2大ブランドがあり、そのブランドをミックスした「WRESTLE MANIA」が1年に1度行われます。リデットエンターテインメントも2ブランドあり、「G PROWRESTLING」では「新しいプロレスの提案」をしつつ、格闘芸術として「LIDET UWF」がある。ミックスする大会が年に1,2回あるイメージですね。
選手間の戦いもありますが、ブランド間で「どちらが面白いのか?」という戦いもある。そして「GLEAT」では前半と後半でどちらのブランドが先に来るのか、試合順も競っていきたいと思います。