――その作ったパズルは、どうするのですか?
瀬立:作ったものは飾ります。この前作ったジグソーパズルは、お世話になったトレーニングセンター施設に寄贈しました。
西:サインをして置いていきます。職員の方に「モニカの遺産を置いてきます」と言い残して(笑)。
――それは反応に困ってしまいますね(笑)。ジグソーパズルにも色々なデザインのものがあると思うのですが、瀬立選手のお気に入りは?
瀬立:以前は日本の風景画が好きでしたが、今はユニークな絵にハマっていて。最近だと寿司ネタが並んだパズルを作っています。
西:お寿司屋さんの献立表みたいパズルです(笑)。
――本当にお好きなんですね。そもそも何故、ジグソーパズルをするようになったのですか?
瀬立:きっかけとしては、ある遠征先で時間がかなり空いてしまい、その時間の穴を埋めるために「何か持参したいな」と思ったことが始まりです。
でも今はしっかりとした理由があって。カヌーは100%の力を発揮するパワー系の競技なので、これを「動」とします。その一方で、普段から「静」の趣味を持つことができれば、競技活動と、それ以外の時間でバランスを取ることができる。なのでジグソーパズルは、「心身のバランスを整えるため」にやっていることでもあるんです。