【パラカヌー・瀬立モニカ】車椅子の子供たちが、体育を楽しめる社会へ。瀬立モニカが描く未来(後編)

――その作ったパズルは、どうするのですか?

瀬立作ったものは飾ります。この前作ったジグソーパズルは、お世話になったトレーニングセンター施設に寄贈しました。

西サインをして置いていきます。職員の方に「モニカの遺産を置いてきます」と言い残して(笑)。

――それは反応に困ってしまいますね(笑)。ジグソーパズルにも色々なデザインのものがあると思うのですが、瀬立選手のお気に入りは?

瀬立以前は日本の風景画が好きでしたが、今はユニークな絵にハマっていて。最近だと寿司ネタが並んだパズルを作っています。

西お寿司屋さんの献立表みたいパズルです(笑)。

Thumb dsc 0540

――本当にお好きなんですね。そもそも何故、ジグソーパズルをするようになったのですか?

瀬立きっかけとしては、ある遠征先で時間がかなり空いてしまい、その時間の穴を埋めるために「何か持参したいな」と思ったことが始まりです。

でも今はしっかりとした理由があって。カヌーは100%の力を発揮するパワー系の競技なので、これを「動」とします。その一方で、普段から「静」の趣味を持つことができれば、競技活動と、それ以外の時間でバランスを取ることができる。なのでジグソーパズルは、「心身のバランスを整えるため」にやっていることでもあるんです。

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