――それは難しい問題ですね。
広田:そこでGAMIさんに相談しました。当時プロレスリングWAVEが旗揚げしたあとでしたね。
GAMIさんは「エキシビジョンマッチではなく本格復帰となると良く思わないレスラーやお客さんもいる。広田が所属することで団体もリスクを伴うことになる。だったらフリーで活動した方がいいのではないか」とアドバイスをくれました。
そして復帰する場所も女子ではなく男子の方が良いかもしれない。そこでDDTの高木社長を紹介して頂き「ユニオンプロレスの女子枠でチェリー選手を相手に復帰をするのはどうだろう?」と話を頂きました。
――そこでDDTと繋がりを持てたのですね。ところで2009年に復帰して2019年にWAVE所属、フリー期間を経てWAVEに所属したのはどうしてでしょうか?
広田:復帰してから各団体にはお世話になりました。私は仙女やWAVE・OZ・マーベラスにレギュラー参戦させて頂きました。そんな中でWAVEはコミカル枠があったのと、2018〜2019年にかけて大量離脱などがありました。
社長がGAMIさんから桜花由美さんにバトンタッチし新生WAVEとして船出する際、桜花さんから「フリーは(WAVEの)リングに上げないことになりました。でも広田さんをWAVEのリングに上げないのは、うちとして厳しいので所属になりませんか?」とスカウトがありました。
どこの所属になろうが私のスタンスは変わらないと思うし、これまでお世話になったWAVEがピンチなので「私にできることは何でもするよ」と。だから所属しました。