TSUBASAと共に入場したHUBは、コーナーで試合を見つめるTSUBASAの思いを背負いリング上に立つ。天に人差し指をさしジャックハブを狙うが拳剛はDDTで返す。
15分経過、HUBがバックドロップ2連発。コーナーの拳剛に走り込むHUB。しかしここで体を入れ替え拳剛がシットダウン式パワーボム。両者ダブルダウン、レフェリーのカウントが続く。
何とか立ち上がると改めてエルボー合戦。HUBはペディグリーで拳剛を捕らえコーナーに登る。しかし拳剛もセカンドロープに足をかける。スルリと体を入れ替えたHUBは雪崩式ペディグリー、カウント2。
改めてペディグリーで拳剛を痛めつけコーナーから猛毒HUB空爆を狙うが剣山。すかさず拳剛はコーナーからダイビングフットスタンプ、カウント2。
ブレーンバスターの体勢、投げたのはHUB。そしてジャックハブ、これもカウント2で返した拳剛。
最後はアルマゲドンでカウント3、HUBが第21代インターナショナルジュニアヘビー級シングル王者に輝いた。
〇HUB(19分59秒、アルマゲドン→エビ固め)拳剛×
試合後、天龍源一郎と新IJシングル王者・HUBの記念撮影が行われた。そして天龍は今回のトーナメントを総括。
――この結果(HUB選手が優勝)に関していかがでしょうか?
天龍:懐深いよね。最後はキャリアで拳剛が負けたのと(HUBの)足技でやられたね。彼(HUB)の方が、引き出しが多いので拳剛が自滅せざるを得なかった。やっぱり最後はキャリアがものをいったね、プロレスは引き出しが多い方が残るという不思議な職業だよ。
――最後は巻くべくしてHUB選手が巻いたということですか。
天龍:今回は大阪プロレスの彼が(ベルトを)巻いたんだから。東京で止まらず、ベルトが関西に行ってプロレスファンの皆さんの目に止まってくれるのが嬉しいですね。歴代の王者ライオンハートとかの名前も光ってくると思いますよ。
拳剛には悪いけど目新しい人がベルトを巻くことで場の景色が変わる。皆さんが注目してくれると良いと思います。
――今日の全試合を振り返ってみていかがですか?
天龍:今日は全体的に面白かった。だんだん試合が良くなるし、テレビ解説の時「メイン以降大変だな」と言ったけど、本当に盛り上がった試合が多かった。今日見にきてくれた人は満足して帰ったと思いますよ。やっぱりプロレスは良い娯楽ですよ。
今後の試合も俺は選手がだんだん良くなってきているから安心している。各々の選手が自分の出し方を会得しているから多分大丈夫だと思いますよ。
<インフォメーション>
次回大会、天龍プロジェクトpresents『SURVIVE THE REVOLUTION Vol.5』は6.23(水)新木場1stRINGで開催。
配信チケットこちらをご覧ください
チケット情報等、詳細は天龍プロジェクトのWebサイトをご覧ください
天龍プロジェクト〈龍魂伝承〉Twitter
取材・文/二木 公人 編集/大楽 聡詞