DDTサイドは上野にスイッチ。2016年10月デビューの上野と2015年12月デビューの清宮、10ヶ月違いのキャリア。竹下以上に清宮を意識しているのは上野かもしれない。リング下の清宮に対し上野はトルニージョ(横に捻りを加えながらのプランチャー)。
15分経過。清宮のジャーマンが上野を襲う、これはカウント2。続いてタイガースープレックスで投げようとするも上野は回避。逆に上野がジャーマンの体勢。ここで竹下が、清宮を抱えた上野を眉山(相手とパートナー2人をジャーマンで投げる)で放り投げた。そして竹下は上野に勝利を託す。
清宮が雄叫びをあげ、上野に9発エルボーを叩き込む。腰から砕け落ちる上野だが「なめるな」と叫ぶと、その場飛びドロップキック。180cmの清宮の顔面を捕らえる。
上野のリスト式ブルーサンダーはカウント2。そして1度は剣山で阻まれたBME(セカンドロープからトップロープに飛び移りムーンサルトプレス)でジ・エンド。上野勇希が清宮海斗から3カウントを奪った。
試合後の会見で竹下は「次はないと思います。なぜなら、竹下幸之介はここからもっともっと上に遠くに遠くに行きます。もう追いつかれることはないかな。だから、もう戦うことはないかな」と対抗戦の打ち切りを宣言。
上野は「今日タッグマッチで竹ちゃんと清宮さん、稲村さんに勝ちました。竹ちゃんのことを意識しながら、負けた相手にも意識してください清宮さん」と発言。
対して清宮は「負けたよ。でもまだこれ、通過点だからね。負けたけど、俺はまだ終わってないから」と再起を口にした。
稲村は「自分が弱かった。自分の力不足、実力不足。それだけです」と完敗を認めバックステージをあとにした。
<インフォメーション>
DDTは6.10新宿FACEから「KING OF DDT 2021」がスタート。2019年優勝した竹下幸之介選手、そしてDDT UNIVERSAL王者の上野勇希選手の活躍にご期待ください。
詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください
なお「KING OF DDT 2021」は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで生配信されます
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取材・文/大楽 聡詞
写真提供/DDTプロレスリング