
勇気づけられた中村は上野を羽交締めし逆襲。パイルドライバーで追い込む。上野のスリーパーホールドに諦めずエスケープするが、最後3カウントを許した。
試合後、上野は「圭吾!どんなことがあっても、みんなのこと信じて海外で頑張れるか!?」と問う。「頑張ります!!」との返答に、上野は「そんな勇気のある中村圭吾に、僕からのプレゼントです」とマイク。
するとリング下から青木真也が登場!中村 vs 青木の特別シングルマッチが行われることに。満身創痍な中村だが、勢いよく青木に喰らいつく。青木の寝技に抵抗するも、最後はスリーパーホールドで絞め落とされてしまい試合は終了した。

青木は「海外行っても頑張ってください」、上野は「ケガなく思いっきり頑張ってきてくれ!」とエール。
中村はマイクを持たず、観客席に「強くなって帰ってくる!何年経つかわからないけど、そのときまで応援よろしくお願いします!」と叫んだ。
割れんばかりの拍手の中、何度も深く頭を下げながら観客席をまわり、退場した。
2度に渡る長期欠場中、明るく実直に運営に徹する中村の姿に勇気をもらえたファンは少なくない。
プロレスをしたい真っ直ぐな思いと人柄が、上野や青木をはじめ応援してくれる仲間を増やし、様々なチャンスを掴んできた。
遠征先は “内緒” とのことだが、きっと行く先々でファンを増やし、強くなってDDTに戻ってきてくれるはずだ。
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記事/藤本桃子
写真提供/DDTプロレスリング
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