
4月20日、神田明神ホールにて、「神田明神文化交流館 presents 裏スベガス シリーズ ~ネ申~」が開催。セミファイナルはHARASHIMA vs 中村圭吾のスペシャルシングルマッチ。
中村は2019年10月にデビュー。名門レスリング部出身の確かな実力と明るいキャラクターで各方面から信頼が厚い選手。2021年11月~2023年1月と、2023年4月~2024年4月まで怪我による長期欠場が続いたが、前向きに運営に徹しファンに明るい表情を見せ続けた。
復帰後は青木真也とタッグを組み、4.6後楽園大会ではアストロノーツ(阿部史典&野村卓矢)が保持していたKO-Dタッグ王座に挑戦するなど意欲的に活動。
しかし4.8上野大会で、中村は4.23上野大会を最後に無期限海外遠征に行くことを発表。
4.20の対戦相手HARASHIMAは、2023年に中村とタッグ「スマイルピッカリ」を組み、2023年4月9日にはMAO&勝俣瞬馬が当時保持していたKO-Dタッグ王座に挑戦したこともある元パートナー。
中村は海外遠征を決めた理由として、「HARASHIMAや青木とタッグ王座に挑戦した際、パートナーの助けが必要だった状況を変えたい」と話した。そんな中村の背中をHARASHIMAはどう押すか。

試合は序盤HARASHIMAが優勢。背中に容赦ないキックで攻める。中村もエルボーとサッカーボールキックで反撃。HARASHIMAがトップロープから中村を投げようとするも、中村がミサイルキックを放つ。すかさずダイビング・ヘッドバット。フォールに入るも3カウントは決まらず。
HARASHIMAは笑顔で「来い!」と腕を広げ、両者キック合戦。会場から「中村!」と声援を受けるもHARASHIMAの強烈なキックに中村は押され気味。しかしHARASHIMAの必殺技、蒼魔刀をかわして丸め込み逆襲。ヘッドシザーズで投げ飛ばし追い込むも、最後はカウンターでHARASHIMAの蒼魔刀が決まり、3カウントを許した。