
ソフトバンクの上沢直之投手が16日の楽天戦(みずほPayPayドーム福岡)に先発。
しかし3回途中8安打5失点(自責3)でKOとなり、移籍後初黒星を喫してしまった。
メジャー帰りの右腕はこの日は”引き立て役”になってしまった。0−0で迎えた3回、楽天先頭のゴールデンルーキー・宗山塁にプロ初本塁打を献上した。
その後もピンチを招くと鈴木大地・フランコに連続適時打を浴び、この回だけで3点を失った。
「点は取られてしまったけど、気持ちを切らさずに立て直して欲しい。我慢強く投げていけば、味方も援護してくれる」
倉野信次コーチのコメントも叶わず、さらに4回も先頭の堀内謙伍に三塁打を打たれると、次打者の中島大輔は一塁手・山川穂高の後逸で追加点を許す。
そしてその中島に塁を盗まれたのち、小深田大翔に右前へ弾き返されると5点目を失い、小久保裕紀監督が交代を告げた。
ソフトバンクのファンからもため息があふれ、本拠地で白星とはならなかった。
「序盤から球数が多くなってしまい、リズムが悪い投球になってしまった。点を取ってくれた次のイニングも、相手の流れを断ち切ることができなかった」
こう振り返った上沢の応援もむなしく、チームは本拠地で1勝7敗となってしまった。
13日のロッテ戦(ZOZOマリン)で先発予定だったが、雨天中止となりこの日に回った。
中9日でのマウンドで「しっかり休める時間ももらえた。練習したいこともたくさんできる」と万全を期しての登板だったが結果はKOとなってしまった。
昨オフに4年総額10億円プラス出来高という大型契約でソフトバンクに入団し、大きな期待を背負い臨んでいるシーズン。次回の登板でリベンジを目指す。
記事/まるスポ編集部