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一歳年上のライバル
スポーツ競技においてライバルの存在は非常に重要であり、選手の成長や競技の進化を促す大きな要素となる。ライバルがいることで競争心が刺激され、より高いパフォーマンスを目指すモチベーションが生まれる。加藤選手にライバルの存在について尋ねてみた。
「1歳年上の齋藤修太選手です。ときどき教えてくれる優しい先輩で、漕ぎが力強くターンにキレがあってカッコいい存在です」
齋藤修太選手は、加藤選手が3位入賞した「第3回江戸川区長杯カヌー・スラローム大会」で優勝した実力者であり、小学生ながら日本代表選手選考会に出場した経験を持つ。
さやかさんは、「正直、“ライバル”というのはおこがましいです(苦笑)。4月から同じ中学生の枠。修太くんは世界でも活躍している齋藤4兄弟の末っ子で、幼い頃からカヌーに親しんでいる子です。普段の練習や大会で会うことも多く、フレンドリーで練習のアドバイスもしてくれます。いつか“ライバル”と言えるようになりたいですね」と語った。
ライバルは単なる対抗相手ではなく、互いを尊重し合う関係でもある。ライバルの存在を通じて得られる学びや気づきも多く、加藤選手はその関係性から大きな刺激を受けているようだ。