
4月9日から5月18日まで行われる全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル2025(CC2025)」。今年は全18選手がA・Bブロックに分かれて、頂点を目指すシングルリーグ戦が繰り広げられる。このCC2025で初優勝を狙うのが本田竜輝だ。秋のシングルトーナメント「王道トーナメント」では過去2年連続準優勝という実績を持つ。今年のCCに並々ならぬ決意で挑む本田の闘志は高まっている。
本田竜輝は高校時代にレスリングを始め、インターハイと国体に出場するなどの実績を残した。高校卒業を間近に控えた2月、WRESTLE-1が主催するゴールデンルーキープロジェクトに応募し、見事合格。2018年9月2日、横浜文化体育館でプロレスデビューを果たした。

2019年8月には、自ら全日本プロレスへの参戦を直訴。同年9月から正式参戦を果たすと、2022年6月には芦野祥太郎とのタッグで世界タッグ王座に挑戦し、石川修司&佐藤耕平を破り、史上最年少での世界タッグ王座獲得という快挙を成し遂げた。
2024年5月29日、後楽園ホールで三冠王座を防衛した安齊勇馬の呼びかけに応じ、本田竜輝、HAYATO、綾部蓮の4人で新ユニット「ELPIDA(エルピーダ)」を結成。全日本プロレスの未来を担う若手選手たちによるユニットが誕生した。

結成から約1年、ゼンニチ新時代を象徴するユニット「ELPIDA」
昨年5月、当時三冠王者だった安齊勇馬の呼びかけで結成された「ELPIDA」。メンバーは20代の若手選手である安齊勇馬、綾部蓮、ライジングHAYATO、そして本田竜輝。全日本プロレス新時代の象徴として、ファンから大きな支持を集めている。
本田選手はユニットについて次のように語る。「リングに上がれば“先輩後輩関係ない”とはいえ、以前は先輩レスラーと組むと、どうしても相手に合わせてしまう自分がいました。でもELPIDAでは良い意味で“先輩後輩がない”んです。お互いのプロレス観を押し付けるのではなく、それぞれを認め合っているんです。」
さらに、本田選手はこう続けた。「もちろん同じチーム内で負けたくない気持ちはあります。でも、互いの良さを尊重しながらユニットを組んでいるからこそ、相乗効果が生まれます。それによって全日本プロレスをさらに盛り上げていきたいですね。」