
ソフトバンクの上沢直之投手が30日のロッテ戦で移籍後初登板。序盤に4点のリードをもらったものの、6回2/3を投げ3安打3失点で勝敗はつかなかった。
4回まで無安打投球するなど連敗ストップに向けて好投を続けていたが、「ランナーを残してマウンドを降りることになってしまい、申し訳ないし悔しい」と途中降板には納得しなかった。
ただ、「味方打線が先に点を取ってくれたおかげで、全体的にはいいリズムで投げることができたと思います。守備でも何度も助けてもらい本当に力になりました」と述べ、野手に感謝した。
このオフは様々な声が飛び、物議を醸した中でのスタートとなった。
日本ハムの主力投手として活躍し、23年オフにポスティングシステムを利用し憧れだったメジャーに挑戦。レイズに移籍を果たすも3月に契約を破棄し、レッドソックスに移籍したため、譲渡金は金額は6250ドル(当時のレートで約91万円)のみだった。
そのレッドソックスでは2試合に登板するもほとんどをマイナーで過ごし、怪我などもありわずか1年で挑戦を終える。
帰国後は「どの球団でも話を頂けるのであれば結構ですと言うのではなく、一度話を聞きたいと思っています」
という姿勢を持っていたNPB通算70勝の右腕には、古巣日本ハムとソフトバンクが獲得の意思を表明。最終的には4年総額10億円プラス出来高払いの大型契約を提示したソフトバンクへの入団を決めた。
この決断についてはプロ野球OBやファンからも様々なコメントが寄せられ、新庄剛志監督からも「ちょっと育て方が違ったのかな。ああいう決断をされたのはすごい悲しいし、一緒にやりたかった」と、ポスティングシステムで移籍し、単年での日本球界復帰について提言がされたほどだった。
上沢はオープン戦で古巣相手に4盗塁を決められるなど9安打5失点で不安も露呈していたが、開幕前最終登板も23日広島戦(マツダ)では、4回1/3を無失点にまとめこの日を迎えた。
「この決断が良かったと思えるように、自分の野球で示せたら」
入団会見で抱負を語った通り、今後は更なる結果を求められる。
記事/まるスポ編集部