
DeNAの東克樹投手が7回無失点の好投を見せ、開幕戦での初勝利を果たした。チームとしても89年以来36年ぶりの2年連続開幕勝利となった。
自身2年連続3回目となる大役を全うした東は、4安打四死球ゼロでかつ三塁を踏ませない投球。本拠地のハマスタは史上最多となる3万3840人の観衆が詰めかけ、青に染まったスタジアムに勝利の歓喜をもたらした。
昨シーズンはCSファーストステージ初戦で先発するも、その試合で左ハムストリングの肉離れを起こし戦線離脱してしまった。
DeNAはそれでも日本シリーズ進出を果たし、東は発症後約2週間後の第3戦で先発マウンドに立った。
指笛を鳴らされ中断を求めるハプニングがありながらも7回1失点でこのシリーズ初勝利とすると、チームはここから流れを奪い返してそのまま26年ぶりの日本一に輝いた。
しかし、バラ色になるはずだったオフは一転。自身の不倫を”文春砲”によって報道され、批判に晒されることに。マウンドでの結果で信頼を回復するシーズンとして今季は迎えることになった。
指揮官である三浦大輔監督は、キーマンに主将の牧秀悟と共に東を指名。開幕前日の共同会見で「持ってるパフォーマンスを全て出してくれれば」と述べるなど、大車輪としての活躍に期待を寄せている。
幸先良いスタートを切った左腕はその投球で信頼をさらに掴み、スローガンでもある”奪首”を図っていく。
記事/まるスポ編集部