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若い選手が台頭しているDDTで、47歳中年なりの何かを見せないといけない
2.23後楽園大会のタッグ試合は、本来センターを張っていた飯野ではなく、光珠を引き立たせる「アナザーストーリーのフェロモンズ」としてファンの期待に応えたディーノ。試合は大盛り上がりを見せた。

試合後、「ちょっとお話があるんですけど」とササダンゴがマイクをとる。得意のパワーポイントで、EXTREME王座に “最後の” 挑戦をしたいとプレゼン。「DDT旗揚げの特別な日」に「唯一ササダンゴが戴冠したことのあるEXTREME王座」をかけ、「DDTにとって大切な存在であるディーノ」と戦いたいと訴えた。
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ディーノはササダンゴの挑戦表明を「断る」と棄却。しかし「逆だよ!チャンピオンとしてササダンゴ・マシンを指名する」と返し、3.20後楽園大会、2人のEXTREME戦が決定した。一度棄却したことに対し、ディーノは「癪だったんだよ。このベルトをこれからどうしていこうか悩んでる最中に、観客が “なるほどね” って納得できるカードをササダンゴが提案してくれた。私の頭にはなかったから提案をそのまま飲むのは悔しくて。私が言ったことにしてやろうと思って一度棄却した。」と心境を振り返る。
「ひどい試合にしましょう」と言葉を残したササダンゴ。ディーノは「そう言ってるんだから、ひどい試合になるんじゃないかな。47歳、同い年の意地を見せようと思います。若い選手が台頭しているDDTで、中年がいるんだったら、いるなりの何かを見せないといけない。ここのリングにいるには理由がいるから、その理由をお互いが証明し合おうよと。」長年DDTを担ってきた覚悟を見せた。