新日本プロレス・井上亘さんが歩むセカンドキャリア(後編)「小学生から高齢者まで、プロレス流トレーニングで健康に過ごせる手助けを」

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小中学生を対象としたTTGCトレーニング風景

――最近、TTGCで一つの夢が叶ったとか。

井上:長年、私は小学校でTTGCをやりたいと思っていました。

――それはどのぐらいの規模でやられるんですか?

井上:この時は2クラスの生徒さんに体育の授業としてTTGCをしてもらいました。子どもでも楽しめるマット運動を中心のメニューを作成しました。

みんなで一緒にカラダを動かすことで、子どもたちのココロとカラダがより元気になって欲しいと考えています。

これはオンラインTTGCとは別のもので「あなたの街でTTGC」です。選手または元選手が全国各地に出向き、現地の皆様と一緒にプロレス流のトレーニングをします。

――ところでTTGCは1回何分くらいですか?

井上:オンラインでは1回50分です。「あなたの街でTTGC」では50分を2回実施しています。お客様のご希望を聞きメニューを作成します。時間は、50分+50分で100分通して使っていただいてもいいですし、この100分を分配して使うもよし、使わないもよしです(笑)。

そういえば先日、思いがけないご相談を受けました。ご年配の男性、70歳は超えていらっしゃると思うんですけど、地元で小学校時代の同窓会があるそうです。そこで「TTGCが出来たらいいなぁ」と仰っていました。

私はこのご相談を受けてから日々、「膝や腰が悪い方もいらっしゃるだろう。何のトレーニングにする?」「同窓会の中で何分いただけそう?」「そのうちの時間配分は?」「トレーニング何割、トーク何割?構成は?」とか。私は、参加してくださる皆様が充実感を感じる時間の過ごし方ってどうしたらできるだろうと自問自答の連続です。

TTGCは依頼者からのご相談を、終了後の満足度としてお一人お一人にどれだけお返しできるか?その真剣勝負だと思っています。私はこの方が「TTGCを選んで良かった!」と思ってもらえるものをお届けしたい。皆さん一人一人健康で楽しい人生を歩むための一助になれればと思います。
(終わり)

プロフィール【井上亘】
1973年8月27日、東京都生まれ。180cm。1999年10月10日、新日本プロレス後楽園ホール大会でのvs柴田勝頼戦でデビュー。2007年7月、単身でメキシコへ。同年11月国内復帰、12月田口隆祐を破りIWGPジュニアヘビー級王座を初戴冠。2008年6月、BEST OF THE SUPER Jr. を初制覇しヘビー級転向。同年8月G1 CLIMAX初出場を果たす。2010年5月に永田裕志とのタッグでIWGPタッグ王座獲得。同年G1 TAG LEAGUE優勝(w/永田裕志)。2013年3月、「頚椎椎間板ヘルニア」及び「右変形性肩関節炎」の負傷で長期欠場を発表。2014年2月、レスラーとして最低限のトレーニングができないことから引退を発表。同年4月2日後楽園ホールで15年間のプロレス人生に終止符を打った。引退後は新日本プロレスの社員として広報宣伝部&興行事業部で活躍。彼が力を入れている「TTGC(=The Third Generation Club)」はプロレスラーから直接トレーニングを受けられる。オンライントレーニングでは全国各地から参加者が集う人気のプログラムだ。

<インフォメーション>
今後のTTGCのオンライントレーニングは2月25日(火)井上亘さん、3月4日(火)永田裕志選手です。詳細はThe Third Generation Club WEBサイトをご確認ください。

井上亘 X

取材・文/大楽聡詞
写真提供/新日本プロレス

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