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2025年1月2日デビュー3周年を迎えた井上凌。昨年5月に「左膝関節内側側副靱帯損傷」で2ヶ月間欠場。2024年2月にGAORA TV王座、8月と10月と12月にアジアタッグ王座、9月に地元福岡で世界ジュニア王座、11月23日に全日本プロレスTV認定6人タッグ王座に挑戦したがベルトを巻くことはなかった。キャリア4年目、ベルト奪取に並々ならぬ闘志を抱くのが井上凌だ
ユニット抗争が激化する全日本プロレス。キャリア4年目の井上はゼンニチ本隊に所属。だが井上本人は「括りとしては“ゼンニチ本隊”ですが、あくまで個人で戦っています。昨年ファイトスタイルを模索し、激しくバチバチした戦いが俺には合っていると実感しました。ゼンニチ本隊ではありますが、“個人の戦い”にこだわっています」と一匹狼であることを宣言。
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“個人の戦い”を貫く井上は、これまで世界ジュニア王座に2度挑戦。1度目は2023年7月にGLEATのエル・リンダマン、2度目は2024年9月に“ミスター斉藤”土井成樹と外敵王者へ挑んだ。
「2回挑戦した世界ジュニア戦は”外敵”が相手、全日本プロレス所属ではない選手でした。現在の王者は全日本所属のMUSASHI選手、これまでシングルマッチはありませんがタッグで何度も戦ったし組んだこともあります。所属選手との戦いもワクワクしますね。今はベルト挑戦のタイミングを狙っています」とMUSASHIとの世界ジュニア戦を見据えている。
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昨年、2月にGAORA TV王座、9月に地元福岡で世界ジュニア王座、8月と10月と12月にアジアタッグ王座、11月23日に全日本プロレスTV認定6人タッグ王座に挑戦したがいずれもベルト奪還はならなかった。
「やっぱりベルトがないと成長が見られないというか。ベルトを持つことで結果に繋がる。“試合に負けたけど、かなり頑張った”という善戦マンから卒業したい。2025年は絶対にタイトルを獲得します!」
<インフォメーション>
2月24日エスフォルタアリーナ八王子メインアリーナで「エキサイトシリーズ2025」が開催されます。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
井上凌 X
取材・文/大楽聡詞
写真提供/全日本プロレス