【Sareee-ISM】4月に引退する里村に惜敗のSareee「引退しようが里村を必ず超える」

23日Sareee-ISM ChapterⅥが新宿FACEで開催。4月29日に引退する里村明衣子が2024年度女子プロレス大賞・Sareeeをスコーピオ・ライジングで倒した。

これまで両者の戦いは3度行われ、Sareeeの1勝2敗。WWEのNXT UKで当時王者だった里村に挑戦する予定だったがコロナで中止に。2019年4月以来、約6年ぶりのシングルマッチとなった。

Sareeeは「(デビューから)5030日の月日を経て、里村明衣子選手と最後のシングルマッチ。初めて向き合い、闘った相手。私にとって特別な存在」とSNSに想いを綴った。

昨年はマリーゴールド・ワールド王座とシードリング・BEYOND THE SEA SINGLE王座2本のベルトを保持、2024年度女子プロレス大賞を受賞したSareeeだが、今年に入り1.3大田区で林下詩美、1.17新木場でVENYに敗れ無冠に。仕切り直しの意味合いも含む一騎打ちとなった。

試合前のオープニングで「“プロレス界の横綱”里村選手に勝ち、私が“令和の横綱”として女子プロレスを引っ張っていく」と宣言したSareee。

試合はロックアップからスタート、両者一歩も引かない。Sareeeのエルボーにローキックで反撃する里村、4月に引退するとは思えないキレキレの動きでSareeeの腕を固める。

場外で里村にダイビング・フットスタンプを投下するSareee、フィッシャーマンズ・スープレックスからミサイル・キックと里村を追い込む。

里村はデスバレーボムを2連発からスコーピオ・ライジングを狙うが、Sareeeは裏投げ2連発、里村はカウント2で肩を上げる。Sareeeはヘッドバットから「おわりーーー」と叫ぶが一瞬の隙をついて里村がデスバレーボム、最後はスコーピオ・ライジングが決まりカウント3。“最後のシングルマッチ”は里村明衣子がSareeeを下した。

里村は「Sareeeが言う『女子プロレスの世代交代』は私の中でとっくに終わっている。でも世代交代しても生き残っているのが里村明衣子だ。14年前にデビュー戦の相手をさせてもらったSareeeがよくここまで来れたと思います。私からも“ありがとう”を言いたい」とSareeeを労い「私が育てた後輩、橋本千紘や岩田美香、DASHチサコ。彼女たちがこのリングに戻ってくるので精一杯相手をしてあげて下さい。私は(引退の)4月29日までもっと自分をピークに持っていきます」と最後までプロレス界の横綱でいることを宣言。

3.10新宿FACEで”最強の相手”を連れてくると語ったSareee

“最後のシングルマッチ”に敗れたSareeeは「こんな情けない姿を皆さんに見せて本当に申し訳ないと思ってます。2025年に入って2本のベルトを失った。でも今日があるから前を向いて頑張って来れました。“里村明衣子に負けたら本当に終わりだな”と。でも負けて悔しいのに過去イチ燃えています。残念ながら里村さんと私のシングルマッチは今日が最後です。もう戦うことはない。これからも私は里村明衣子を追い続けます。引退しようが里村明衣子を必ず超える」と熱く語り「今年必ず巻きたいベルトがあるんです。私はもっともっと自分を追い込んでいきたい。もっともっと強くなりたい。3月10日Sareee-ISMでは最強の相手を連れてきます」と未来を語った。

<インフォメーション>
3月10日(月)新宿FACEで「Sareee-ISM ChapterⅦ」が開催。詳細はSareee-ISM officialのXでご確認ください。
◆Sareee X
◇Sareee-ISM official X

記事/まるスポ編集部

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Share me!
  • URLをコピーしました!
目次