【全日本】安齊勇馬「この試合でプロレス人生が終わってもいい」と覚悟した三冠戦

――三冠の防衛回数は全部で5回。初防衛戦がチャンピオン・カーニバル覇者・宮原健斗選手。2度目が鈴木秀樹選手。3度目が諏訪魔選手。4度目がエルピーダの本田竜輝選手。5度目が斉藤レイ選手、そして残念ながら王座陥落の6度目が青柳優馬選手と全日本プロレスの名だたる顔ぶれです。

安齊:戦っている時は本当にシンドイ、こう言うとイメージ的に良くない気がするんですけど(苦笑)。試合前は基本ネガティブになるので、メンタルにも影響が出ました。肉体的に辛い時期もありました。

でもベルトを落とした今、三冠戦に絡まない試合をしていると「あの刺激は三冠戦でしか味わえない、三冠王者じゃないと経験できないんだ」と。

今も全試合全身全霊をかけて戦ってはいますが、どこか物足りなさを感じる。それが正直な感想です。


――過去のインタビューでは、「三冠ベルトを獲って喜んだのは、獲得した日のサイン会まで。そのあとは不安しかない」と。そして8月に青柳優馬選手に敗れ三冠ベルトを手放したとき、「試合順がメインイベントやセミファイナルから、1試合目や2試合目に変わった。それが三冠ベルトを持ってない本来の“安齊勇馬の価値”」と話しました。再度三冠ベルトを目指しますか? 

安齊:やはり全日本のヘビー級で戦っているからには、三冠ベルトを目指すのは当然のことです。1度ベルトを手にして5回防衛できたということは、またチャンスがある。チャンスが来たら、いつでも挑戦する気持ちはあります。

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