――今年気づいて良かったですね。
井上:そうだな。だから今後無理に技を増やすことはしない。それをするなら蹴り技の精度を磨こうと。自分のスタイルを見つめ直した1年だった。
――それを踏まえた上で、2025年はどんな井上凌を見せたいですか。
井上:今年はケガをしたり、後輩の安齊が三冠王者になったり鬱憤が溜まった1年だったので、来年は結果を出したい。
それに今年の世界最強タッグ決定リーグ戦に出場していない。タイトル戦はあったけど。だから他団体に出場したい。俺だって話題になりたいよ。
――レスラーとして脚光を浴びたいと思うのは当たり前のことです。他団体で具体的に出場したい団体はありますか?
井上:どこでもいいので出陣したい。外敵としてのヒールにも興味があるし、考えただけでワクワクするね。とにかく来年は、2024年の鬱憤を晴らす1年にするよ。
(おわり)
<インフォメーション>
12月8日、東京・後楽園ホールで「世界最強タッグ決定リーグ戦2024」の優勝決定戦が開催されます。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
井上凌 X
取材・文/大楽聡詞
写真/全日本プロレス