【全日本】井上凌「今年は後輩の安齊が三冠王者になって鬱憤が溜まった1年だった。来年はそれらを晴らす1年にしたい」

2024年の目標を世界ジュニア戴冠とプロレス大賞・新人賞と掲げていた井上凌。1月2日のバトルロイヤルで勝利し幸先良くスタートを切ったかに思えたが、5月に「左膝関節内側側副靱帯損傷」で2ヶ月間欠場。9月、“ミスター斉藤”土井成樹の持つ世界ジュニアに挑戦したものの奪取することは出来なかった。2025年1月2日にデビュー3周年を迎える井上は、いま何を思うのか?

――2024年も残り約1ヶ月です。今年はどんな一年でしたか?

井上:当初の目標を達成できていない。5月から2ヶ月間「左膝関節内側側副靱帯損傷」で欠場。復帰後も「動こう動こう」と頭の中で思い描いていた動きができなかった。やっぱり力が及ばない…現実と理想のギャップがあった。

10月、井上(右)は宮原健斗(左)”福岡出身タッグ”を結成、安齊勇馬&ライジングHAYATOのアジアタッグ王座に挑戦した

――2月にGAORA TV王座、9月に地元福岡で世界ジュニア王座、8月と10月にアジアタッグ王座、11月23日に全日本プロレスTV認定6人タッグ王座にも挑戦しています。

井上:さまざまなタイトルに挑戦。ただ残念ながらタイトル奪取はできていない。2024年は色々行動したけど、「現状維持」という言葉がしっくりくる。

――5〜6月までの欠場の影響もありましたか?

井上:その欠場は大して大きな問題ではない。まず第1に「自分が強くなってない」からタイトルを獲れなかった。

ただ、この欠場期間があったから今のスタイルができているわけだし、もしなかったら違うスタイルを模索していたのかもしれないな。

 ――それはどういうことでしょうか?

井上:欠場して、客観的に自分のスタイルを模索した結果、「蹴りを主体にした激しいスタイル」に行き着いた。

もし欠場期間がなければ、このスタイルに辿り着けなかった。自分らしい主張もできてなかった。

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