――少し早いのですが、2024年を振り返っていただけますか?
立花:かなり充実した1年だった。全日本はほぼ全大会に出場したんじゃねぇか。去年も出場したけど1年間を通して全部出場したのは今年が初めてだな。
出れば出るほど思うが、全日本ってデケェ選手が多い。俺だって95kg、他の団体にいったら大きい方に入る時もある。
でも全日本はスーパーヘビー級がゴロゴロいて、そんな奴らとぶつかり合ってきたから、身体は相当頑丈になった気がするな。
――確かに太くなりましたよね。
立花:それまでは怪我もしやすかった。でもデカいやつと1年間戦い、ボコボコにされたり、ぶん投げられたり、ぶん殴られたり…そういうのがあったけど、めちゃくちゃ身体が丈夫になった気がするぞ。
――昨年は「花畑正男」のリングネームで活動。でもその記憶がないくらい充実した一年でしたね。
立花:あれ去年か?「花畑正男」がむちゃくちゃ前に感じるわ(笑)。
――ご本人が忘れるくらい「立花誠吾」として濃厚だったわけですね。
立花:確かに飛躍した。俺のレスラー人生の中で、2024年がレスラーとして認知度も試合のクオリティも上がった。プロレスファンに認められた感もある。
それまでは「こいつ、ふざけているだけだろ?」みたいな感じだったのが、ちゃんとシングルマッチも組まれて、GAORA TVタイトルも獲得した。
タイトルの防衛戦やシングルマッチを戦うことで、お客さんに見せる場もできて、 よりレスラーとしてレベルアップできた一年だな。
――キッカケは、昨年10月に黒潮選手が帰国、リングネームを本名に戻したあたりですか?
立花:そうだな。あとはやっぱりオファーをくれる全日本のおかげだな。イケメンは…なんだかんだだけど、そうだな。こういうことを言うと、あいつが喜ぶからムカツクからあまり言いたくないけど、イケメンの影響はあるな。