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11月14日マリーゴールド後楽園ホール大会。ファイナルは「Sareee vs 石川奈青」のパッションマッチが行われた。
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去る11月7日の神奈川大会、野崎渚とのシングルマッチで野崎の反則行為により勝利した石川は、試合後「Sareee vs 高橋奈七永、延期になったって聞いたんですけど、そしたらSareeeの対戦相手がいないっていうことですよね?!そしたら、Sareeeの対戦相手は私が名乗り出てやるよッ!高橋奈七永の代わりは石川奈青しかいないだろッ!」と、奈七永の怪我により延期となったSareeeの対戦相手に自ら名乗りをあげたのだ。
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奈七永も「私の悔しい気持ちも全部Sareeeにぶつけれくれよ。石川奈青の存在を見せつけてやれ!」と、タッグパートナーとしてエールを送る。
試合は、開始とともにSareeeが強烈なドロップキックを叩き込むと、石川の顔面を蹴りつけて「来いよ!」と挑発。苦しそうな石川に、セコンドに付いた奈七永が「石川!石川!」と声を上げると、観客席からも石川コールが。石川は周囲の応援に応えるようにエルボーで反撃するが、Sareeeからドロップキックを繰り返し浴びせられ、なかなか自分の技が出せない。
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石川はクロスボディからSareeeの身体を掴んで投げようとするが、Sareeeがカサドーラ・フットスタンプで反撃。負けじと石川がフットスタンプを3連続で返すもSareeeのエルボーで吹っ飛ばされる。
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コーナーに上がったSareeeに石川が雪崩式ブレーンバスターを狙うが、2度もSareeeのヘッドバッドでリングに落とされる。それでも石川は追いすがり、ビンタの猛連打でSareeeを場外に落とし、コーナートップからのプランチャで追撃。この試合最高の見せ場を作る。
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場内に戻った石川は、途中タチアガールやジャーマン・スープレックス・ホールドで3カウントを狙う場面もあったが、最後はSareeeの得意技である裏投げを決められ惨敗した。
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石川はバックステージで「今日試合をして、本当に本当にすごい楽しくて。今までずっと勝てなくて、勝てないからとかじゃなくても『プロレス自分は向いてないのかな』とかマイナスなことばかり考えることもあった。でも今日試合をして、こんなにボコボコにされてなんにも出来なかったけど、すごいすごい楽しくて!『生きてるな』って。『プロレス楽しいな』って感じられて!すごい楽しかったです。もっともっと強くなって、絶対に自分もベルトを巻いて、またこの後楽園ホールのメインに立ちたいなって強く思いました」とコメント。
一方SareeeはXで「ボコボコにしたのに、泣きながら楽しかったですっ!って、なんてやつだ、、、ここからやってみろよ、みせてみろよ!石川奈青」とポストした。
王者Sareeeとの初シングル。石川は試合に負けたことよりもSareeeとの戦いを通して、自身の中にある消えかけていた”何か”を再燃させたようだ。Sareeeや高橋奈七永そして私は、これからの石川に期待している。
文/#ミライ