――これまで大石選手が蓄積した技術を確かめるため、本丸である全日本プロレスに参戦するということですね。
大石:こればかりはDDTにいたら多分絶対できなかったこと。年末に行われる歴史ある世界最強タッグ決定リーグ戦。2024年の王道の集大成がこのリーグ戦だと思っているので、それを体感しつつ、僕が師匠たちから盗んだ王道というものがどれだけ通用するか楽しみです。
――今回、世界最強タッグは“マイク・D・ベッキオ”と出場。大石さんご自身が連絡をしたのでしょうか?
大石:僕のいろんな海外通の知り合いから「まだ見ぬ強豪で良い選手はいないか?」と情報収集。すると入江茂弘くんが「ベルギー人で飛んで良し、組んで良しのすごい良い選手がいる」と。
それでコンタクトを取り世界最強タッグ決定リーグ戦に出場することになりました。
――そのマイク・D・ベッキオとタッグを結成し、世界最強タッグをかき回していくのですね。
大石:僕は真霜拳號(2AW)と同期でキャリア23年目、世界最強タッグ出場選手の中で関本大介選手(キャリア26年目)の次にベテランになります。かき回していけるかどうかより、僕自身は一戦一戦大切にぶつかっていきたいなと。
とにかく23年間培ってきたプロレスを真っ向勝負で出していきたい。叩きのめすだけがプロレスの勝ち方じゃないっていうのを、僕はKAIENTAI DOJOやDDTで学んできた。
「ぶっ潰す」や「叩き潰す」「高いところから落とす」とか僕はできない。それとは真逆のプロレス。僕のキャリアの集大成じゃないですけど、僕のキャリアで培ってきたプロレスを世界最強タッグ決定リーグ戦にぶつけたいですね。
<インフォメーション>
12月8日、東京・後楽園ホールの優勝決定戦まで全日本プロレス冬の風物詩「世界最強タッグ決定リーグ戦2024」が開催中。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。
大石真翔 Twitter
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取材・文/大楽聡詞
写真/全日本プロレス