10月3日、10年以上所属していたDDTプロレスを退団、仙台を拠点にフリーで活動を始めた大石真翔。その大石が11月9日から開幕した全日本プロレスの冬の祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」に出場。開幕戦では「ファン」と公言する斉藤ブラザーズと激突。「大石真翔」として全日本初参戦となる。
――10月にDDTを退団、11月全日本プロレスの世界最強タッグ決定リーグ戦にシリーズ参戦ですね。
大石:まさか世界最強タッグに参戦するとは思っても見なかったですね。全日本は約20年ぶりの参戦です。
2005年1月、全日本プロレスにリック・フレアーの息子「デビッド・フレアー」が来日。その時、一度だけ「サンボ大石」名義で王道マットに上がりました。その数週間後、大石真翔に改名、旭志織とタッグを結成しました。
――今回の世界最強タッグは全日本プロレスからのオファーですか?
大石:俺からですね。元々、「斉藤ブラザーズファン」と公言しているのが、目に留まったというか、気づいていただけたというか…ファンとして嬉しい限りです。
――ある意味、「全日に参戦するために斉藤ブラザーズ好きになった」という疑惑も持たれていますが…
大石:全然違います。2023年に斉藤ブラザーズの弟・斉藤レイ選手がDDTプロレスのD王GPに参戦することになり「どんな選手だろう?」とYouTubeの「TAXIめし」を観ていたらハマって大好きになりました(笑)。
――ところで全日本プロレスは、秋山準選手やMEN’Sテイオー選手などからプロレスの手解きを受けた大石選手のルーツとなる団体ですね。
大石:僕が「MEN’Sテイオーと秋山準から教えてもらった」っていうのはおこがましいけど、見て盗んだテクニックの端っこに王道の欠片みたいなものがあります。全日本プロレスの選手との戦いを通じて、その答え合わせができます。