11月4日、名古屋国際会議場にて「MARIGOLD Fantastic Adventure2024」が開催。この日の第一試合は石川奈青 vs 山田奈保。山田は10月24日にデビューしたばかり。善戦繰り広げるもいまだに白星はなし。
一方の石川は2020年5月にアイスリボンにてプロレスデビュー。今年4月にマリーゴールド入団。5月の旗揚げ戦から自力勝利をあげられずにいる。
その石川のタッグパートナーは”女子プロレス界の人間国宝” 高橋奈七永。10月7日後楽園大会のタッグ試合で石川が林下詩美に敗北すると、負け続けの石川に奈七永が「いつまで甘えているんだ」と喝。石川は悔しさに涙を流し、闘争心に火がついた。
試合は山田が「よろしくお願いします!」と声を張ると、石川が「よろしくお願いしまーす!」と上回る声量で返して握手。序盤は山田がエルボーとドロップキックで攻め込む。石川はブレーンバスターで反撃。キャメルクラッチで山田の眉をつまみ白目を剥かせる余裕も見せる。
石川はタチアガール(横入り式エビ固め)やダブルアームスープレックスで山田を追い込む。山田は何度も肩を上げるが、最後は石川のジャーマンスープレックスホールドで3カウント。
試合終了のゴングが鳴ると、石川は信じられない様子でレフェリーに勝利を確認。入団して約半年、悲願の自力初勝利。喜びを噛み締めた。
試合後、石川は「勝ちました!しかも、シングルで!勝ちましたー!みなさん、観てましたか?そして高橋奈七永、観てたか?ちゃんと石川の勝利を――!これからもっともっと強い石川を証明していくので、石川の快進撃からみなさん目を離さないでくださいね!」と歓喜のコメント。
一方、山田は「負けたんですか私!?石川奈青さんに。今までマリーゴールドで1回も勝ったことない人に。負けたんですか私!?うそ〜、じゃあ私、奈青さんが今までシングルでやってきたやつの1番弱いやつってことですか?」と悔しさを滲ませながら「昨日ね、急なカード変更があったから、寝ずに奈青さんの負け続けた動画、一つずつチェックして、自分も絶対勝とうって調べてきたんですよ。なんで負けたの!?なんで今まで負けてたの、あの人!?技もいっぱいあるのになんで負けてたんでしょうね?次覚えとけ!ボコボコにしてやるよ!」と闘争心剥き出しでバックステージをあとにした。
<インフォメーション>
11月7日、横浜市保土ヶ谷区公会堂にて「MARIGOLD Fantastic Adventure2024」最終大会が開催。対戦カード等の詳細はマリーゴールド公式ウェブサイトをご確認ください。また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
記事/まるスポ編集部
写真提供/マリーゴールド