3日、東京・江戸川葛西臨海公園に隣接するカヌー・スラロームセンターで「第3回江戸川区羽根田卓也杯カヌー大会」が開催された。
9歳からカヌーを始めた羽根田は高校3年で日本選手権を制し、単身カヌー強豪国のスロバキアへ。2016年リオデジャネイロオリンピック、カヌー・スラローム競技でアジア人初の銅メダルを獲得した。
今回3回目となった本大会は「東京2020大会のレガシーとして、競技会場となった施設で子どもたちにカヌーの素晴らしさに触れてもらいたい」と、羽根田選手の提案がきっかけで開催が決定。
参加資格は小学4年生から6年生。子供たちは事前練習を経て大会に臨み、レース前の羽根田卓也選手のデモンストレーションを食い入るように観戦した。
レースが始まると羽根田選手が放送席から観戦し、子供たちの漕ぎ方について1人1人細かく解説。子供たちはオリンピアンからのアドバイスに嬉しそうだった。
閉会式で羽根田はカヌーの魅力や“江戸川区はカヌーの聖地”であることを伝えるとともに「何かにチャレンジしたい気持ちやカヌーを通じて知り合った仲間との絆を大切にしてほしい」と話し、来年以降も本大会を開催することを約束した。
記事/まるスポ編集部