阪神・岡田監督 2年間の第二次政権に幕 指揮官として球団歴代最多勝利を打ち立て、タテジマのユニフォームに別れを告げる

13日に行われたプロ野球・クライマックスシリーズ(CS)。セ・リーグでは、2位の阪神が3位DeNAと甲子園で対戦した。

前日の敗戦に続きこの日も3−10で敗れ、阪神の2024年シーズンはここで終了となった。

岡田彰布監督の退任をCS前に表明していたことから、第二次岡田政権は2年で幕を下ろした。

杉山健博オーナーは試合後、報道陣に向けて

「監督就任要請の時に2年間ということでお願いをいたしました。2年間としたのは、タイガースの監督が激務であること、それと監督のご年齢を考慮して2年と設定しました」と明かし、既定路線だったとしている。

昨年阪神の監督へ15年シーズンぶりに復帰し、一年目にしてあの1985年以来の日本一へと導いた。自身が主力選手として勝ち獲った美酒を監督としても味わうことができた。

岡田監督が指揮官として挙げた功績は、第一次政権から挙げられる。04年、前年に当時18年ぶりのリーグ優勝を成し遂げた星野仙一監督の後を継いで指揮官の座に就いた。

2年目の05年にはジェフ・ウィリアムス、藤川球児、久保田智之の強力リリーフ陣である”JFK”を擁し、リーグ優勝を達成。以降退任する08年まで4年連続でAクラスの座を守った。

阪神の監督としては、在任7年で通算552勝。これは球団の歴代監督として1位の成績である。

13日の試合終了後、甲子園球場ではスタンドから感謝の横断幕と地鳴りの”岡田コール”、そして現役時代の応援歌が奏でられた。

幼少期から阪神を愛し、相思相愛でドラフト1位で入団。球団2回の日本一を選手そして監督の両方で導いた男が、長く着たタテジマのユニフォームに別れを告げた。

記事/まるスポ編集部

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