元ヤクルト・宮本慎也氏 ダイバーシティのイベントに登場 「少し努力したら達成できそうな目標を積み重ねていく」トークショーと野球体験で子どもたちと交流

元ヤクルトで名球会理事も務める宮本慎也氏が6日、「DIVERSITY PARK 2024 IN SHINJUKU」に出演。トークショーや子どもたちとの野球体験で参加者との交流を深めた。

名球会のユニフォーム姿で登場した宮本氏は、まずトークショーに登壇した。現在は主に中学生を指導しており、目標設定についての話題になった。そこで宮本氏は学生に向けて、

「最初に大きな目標を設定して、それにはどう段階を踏んでいくかを伝えています。高校3年生でそのレベルに到達するためには、どうしたらいいかを立てて、そこに向けて進んでいく」

と、逆算してステップアップしていくことを説いているという。また、大切なポイントとしては

「一緒に立てるのではなく、自分で考えないと身につかないです。少し努力したら達成できそうな目標を積み重ねていくと継続できる。自分で考えてたくさん失敗した方が経験になるので」

と、”自分で考えること”・”小さな成功体験を重ねる”ことを観覧者に向けて話した。

野球体験では事前に抽選に選ばれた約10名の子どもたちと交流。野球経験の有無問わず、投げるそして打つことをグラウンドで体験し、宮本氏も笑顔を見せた。

同イベントは、さまざまな立場や考え方を持つ人が互いの”個性”を理解し、共存していくためのきっかけ作りを目指している。

2日間でイベントを通じて障がい者スポーツの体験コーナーや、ワークショップなどを楽しむことができる。

2016年に第1回が開催されて以降、20年・21年を除き毎年開催され、今年で7回目を迎えている。

文/白石怜平

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